Blogブログ
歯科医院がリスティング広告で成果を出す4つの方法+α
看板やチラシなどと違い、患者さんが能動的に検索した場合に表示できるリスティング広告は、ニーズが顕在化している顕在層といわれるユーザーに広告を出すことができ、成果も上げやすいものです。
最近はリスティング広告を出す歯科医院が増えて、少しずつシビアな環境になりつつありますが、そうは言えどもリスティング広告は歯科医院の集客の中で必須のツールであることに違いはありません。
リスティング広告をするメリットなどについては他のサイトでも多く語られているため、今回はリスティング広告で他の医院から頭ひとつ抜けるために工夫できるポイントに絞ってご紹介します。
※記事が長くなっておりますが、先生の中でお考えいただくのは冒頭の「ターゲットを絞り込む」のところのみですのでご安心ください!それ以降の部分は弊社からご提案いたします!
①ターゲットを絞り込む
冒頭でもお伝えしたように、リスティング広告はニーズが顕在化している患者さんに広告を出せることが強みです。幅広く広告を出す、という部分にはあまり強みがありません。
そのため、広告を出すターゲットを絞り込んだうえで広告を出すことが最重要となります。幅広く出しても先生が狙っていない患者さんに広告が表示され、広告の費用対効果が悪化してしまいます。さらには狙っていない患者さんの対応に追われて先生の時間がなくなってしまう、ということにもなるので必ず絞り込みをしましょう。
どの程度絞り込めばいいのかというと、先生が提供している治療の中でもインプラントを狙いたい、さらにはインプラントの中でも多数歯欠損で高単価になりやすい患者さんを狙いたい、というくらい具体的に絞るとリスティング広告の強みを活かすことができます。
一般的な「インプラント」というキーワードは他の先生でも設定している可能性が高く、その場合、1クリックを獲得するための費用も高くなるため、ターゲットとともにキーワードを絞り込んでいき、1クリックの費用を下げることができれば、予算内で獲得できるクリックを増やすことにも繋がるのです。
②ターゲットに合った広告を設定する
キーワード、広告文、ランディングページをターゲットに沿って設定する
ターゲットの絞り込みができていれば、このステップがスムーズに進むはずです。
・どんなキーワードで検索した患者さんに広告を表示したいのか
・そのときにどんな文章で広告文を出すか
・広告をクリックしたらホームページの中のどのページに飛ばすのか
を具体的に設定することが可能です。
前述の例で言えば、インプラントを希望で多数歯欠損の状態の患者さんに向けて
・「歯がボロボロ 40代」のキーワードで広告を表示
・広告文に「ボロボロの歯をインプラントで解決」のような文章を入れる
・インプラント専門サイトのオールオンフォーのページに飛ばす
ということができます。
地域、年齢、時間帯などでも絞り込む
キーワード、広告文、ランディングページと合わせて、どの地域の患者さんにリスティング広告を表示させるかを設定しましょう。都道府県、市区町村レベルの設定も可能ですし、ある地点から半径○kmなどの設定も可能です。
仕事柄、検索をしていると、「なんでこのエリアにこんなに遠くの医院の広告が出ているんだ?」と思うときもあります。もちろん遠方から集客をしたい、という場合もあると思うのですが、基本的には近いところから通院してもらえる方がベストですし、間違って設定をしてしまっている場合もあるのではないかと思うほどです。
他にも年齢や時間帯の設定も可能ですので、ターゲットに合わせて必要に応じて設定をしましょう。
地域を絞ってリスティング広告を出すことについてはこの記事でも紹介しておりますのでご参照ください。
③広告運用の中での改善は必須
ホームページやSEOと同じで、リスティング広告にも運用の中での改善は必須です。どれだけ経験豊富でも想定していた患者さんの動きとは異なる部分が出てきます。一度設定したらあとは放置、ではダメなのです。
例えば、Google広告には検索語句レポートという機能があります。検索語句レポートでは患者さんが実際にGoogle検索で検索したときに入力したワードが確認できるため、もし登録していないキーワードがあった場合はそれを追加で登録したり、逆に想定していない検索ワードで広告が表示されてしまっている場合は除外設定を追加する必要があります。
少し雑な解説ですが、例えば「インプラント」で広告が出るように設定をしていたとします。これは実際には「インプラント 激安」と検索した患者さんにも広告が出てしまうことになります。もし先生の医院が高単価の自費治療を求めている患者さんを狙いたい場合、除外キーワードとして「激安」を設定しておく必要があります。
検索語句レポートで「インプラント 永久歯」というデータが出てきて、問い合わせにも効果が高いワードだと分かったとします。そのキーワードを登録してない場合、追加登録をしておいた方が検索ワードと登録したワードのマッチ率が上がり、広告の成果は上がりやすくなります。
もし「インプラント 永久歯」の検索は契約にもつながりやすい!と分かったとしたら、「インプラント 永久歯」独自の広告文やランディングページを作ると、より成果を上げやすくなります。
一度広告設定した後にも運用の中でPDCAサイクルを回し、成果を上げていきましょう。
④問い合わせの傾向を分析する
リスティング広告で問い合わせが出ているキーワードを把握する
リスティング広告では問い合わせが発生したキーワードを確認することができます。そのため、今後もそのキーワードでクリックを獲得し、問い合わせを増加させたい場合、たとえばそのキーワードでより確実に広告の表示ができるようにクリック単価を上げて設定する、ということも施策のひとつです。
広告文やランディングページなども同様に、どれが問い合わせを得られやすい組み合わせなのかを検証しましょう。
現場と連携して、契約ベースでの成果の把握も必須
リスティング広告から問い合わせがたくさん来ていても契約していないのでは意味がありません。ホームページのことはホームページだけのこととして語られがちですが、現場で来院し契約するまでが重要なことです。
そのため来院時に患者さんが先生に質問、相談したその言葉を記録し、それをリスティング広告に反映しましょう。特に狙っていた契約まで進んだ患者さんの言葉は大事です。それはもしかしたら広告側のデータには出てきていない、お宝キーワードかもしれません。
というのも、往々にしてあるのが、患者さんの聞きたいことは検索キーワードには反映されていないというパターンです。「歯周病で歯がボロボロになっており、インプラントか入れ歯か迷っている」という場合も、その患者さんが検索したときに入力したキーワードは「インプラント」だけだったりします。
広告側のデータで見れば「インプラント」のキーワードを重視して広告を出そう!という判断になるのですが、現場で患者さんの質問を聞くと、「インプラント」のキーワードを重視するのが得策ではないことは自明です。
そのため、広告側のデータと現場の患者さんの声を連携させることは非常に重要な点であると考えています。
こちらは現場の患者さんの声をブログに活かそう、という内容の記事ですが、これと同じことが広告にも言えますので参考程度に、もしよろしければご覧ください。
リスティング広告を少し広い視野で見てみると・・・
リスティング広告はあくまで集客のためのひとつの手段
リスティング広告は集客にとって重要なものではありますが、あくまで検索されたときに表示される枠のひとつでしかありません。集客をする、という部分を考えると、それはSEOやMEOでもいいはずです。検索結果でより先生の医院のことを知ってもらいやすくするためにはSEOやMEOなどの他の施策も合わせて検討しましょう。
歯科医院のSEOについてはこちらの記事でご紹介しております。
Yahoo!のリスティング広告も検討する
現在はリスティング広告と言えばまずはGoogleといった状況ではありますが、先生が狙っている患者さん次第ではYahoo!のリスティングを検討することもアリではないでしょうか。
Yahoo!を使っているユーザー層は高齢の方が多いため、入れ歯やインプラントなどの欠損治療を探している方にはフィットする可能性が高いはずです。
また競合もGoogle広告ほど多くはないため、クリック単価を抑えられる傾向もあります。Google広告はやり尽くした、という先生にもYahoo!のご検討をおすすめします。
医療広告ガイドラインには気をつけましょう
歯科医院の先生であれば一度はお聞きになったことがあるかもしれませんが、医療広告ガイドラインというものがあります。ガイドラインに沿っていない表現を使った広告やページの場合、リスティング広告が急に止まるリスクがあります。
どのような表現がガイドラインに引っかかるのかは他の記事をご参照いただくとして、急に広告が止まる、というリスクは歯科医院の経営の上でも避けたいことだと思います。想定していた患者さんへアプローチができず、契約が取れず、売上が大きく変動するとなると、経営へのインパクトが少なくないはずです。リスクを下げる意味でも医療広告ガイドラインは常に頭の中に入れておきましょう。(不定期で更新されているので、その動向にはアンテナを立て、もちろん弊社のような業者にも確認しておいてもらうようにしましょう)
リスティング広告は日々進化しており、細かな設定をしようと思えばかなりマニアックなところまで設定できますし、そのデータを確認することもできます。ただしそれらを網羅的につぶしていくことは重箱の隅をつつくような作業になる部分も往々にしてあるほど細かくなってきてもいるので、それらの部分は弊社におまかせいただき、この記事の前半で記載したような大枠の部分を明確にし、運用の中で日々アップデートしていくと成果が得られるでしょう。
弊社では多くの歯科医院さんのホームページ、治療専門サイト制作・運用~集客をサポートしており、問い合わせ、契約の増加に貢献いたします。
ホームページの制作・運用、広告、SEO、アクセス解析、セカンドオピニオンなどをお考えの際はお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから。(「お問い合わせ」をクリック)
※歯科医院さんのホームページ制作を相談したい、というホームページ制作会社の方からのお問い合わせにも対応しております