Blog

「医院のリスティングの広告費を増額しましょう!」と提案されたときの違和感、ありませんか?

「医院のリスティングの広告費を増額しましょう!」と提案されたときの違和感、ありませんか?

歯科医院でリスティングを実施していて、リスティングの業者さんとのやりとりがある場合、必ず一度は「広告費を増額しましょう」という提案を受けたことがあると思います。

そのときに「(まあよくわからないし増やそうかな)じゃあそれで」とお願いするではなく、ひとつの判断軸を持てるようにこの記事を書いています。

リスティングの運用代行業務は、広告費に連動する手数料のビジネス

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」とよく言いますが、相手を知ることはビジネスの場面でも大事です。

先生にとってリスティングの業者さんは敵ではないと思いますが、まず業者さん側の事情を知っておくことで、先生のビジネスにプラスになると思いますので、この記事でも最初に業者さん側のビジネスについて書いておきます。

歯科医院のリスティング広告の運用を代行する業務に対応してくれる業者さんは多々あると思うのですが、基本的には広告実費の20%を広告運用代行の手数料とする、というパターンがほとんど(感覚値ですが、9割5分以上)です。

例えば月に10万円の広告費であれば、企業の手数料(すなわち売上)は2万円となります。100万円の広告費なら20万円です。

要は広告費を増やす=業者さんの売上が増える、というビジネスです。

※手数料が20%ではない業者さんがいたり、広告費が増えると手数料が変わったり、と例外はありますが基本的にはこの考え方です

まずはこのことを頭に入れておきましょう。

ここから、本題です。

業者さんが何も考えずに提案していないか?

広告費は、増やせばホームページへのアクセスが増え、問い合わせが増えるのはいわば当たり前のことです。

なので、先生の心の中では「広告費を増やすこと以外に何も考えてないんじゃない?」「広告費を無限に出せるなら出しとるわい!!」というのが本音だと思います。

ここで考えなくてはいけないことは、広告費を上げて、獲得できる問い合わせの費用対効果が合っているか、ということです。

100万円の契約を獲得するために100万円の広告費を使っていては当然赤字です。

現在使っている広告費の費用対効果が合っているか、を把握しましょう。

例えば、月に50万円使っている広告費で、どれだけの契約が取れているのでしょうか?それは先生にとって費用対効果が合っているのでしょうか?

500万円分の契約が取れていて、費用対効果が合っていると感じているならば広告費を増やすことも一案となります。

なので、業者さん(提案する側)が知らなくてはならないのは、費用対効果が合っていると先生が感じているか、もしくはビジネス的に成り立っているはず、と判断した場合であって、それなしに広告費を上げましょう、と言うのは提案でもなんでもありません。

業者さん側の都合で広告費の増額をすることになっていないか?

加えて、先生が注意した方がいいのは、業者さんが「広告費を無理に増やそうとしていないか」という点です。

もちろん、広告費を正しく増やしていってビジネスがうまくまわるのであれば広告費は増やすべきですが、業者さんは広告費を増やすと売上が上がるため、変な形で広告費を増やす方に力が働きがちです。

業者さんの担当者は上司から「今月の売上どうなんだ?」「あのクライアントで売上が下がってるな」などとプレッシャーをかけられているかもしれません。そのときに「先生のところの広告費を増やせば売上を上げられる」というのが頭の中にちらつかないとも限りません。

先生が疑わなくてはいけないのは、相手都合で広告費の増額をしようとしていないか、という点です。

「患者さんを増やしましょう!」という言い方をしているものの、それは広告費を増やしたい業者さん側の都合での提案となっていないでしょうか?

質問してみましょう

もし「広告費を上げましょう」と提案されたら、「どういう意図で増額しようと思っていますか?」と業者さんに聞いてみましょう。

上述したように、契約や売上、費用対効果をふまえて考えてくれているようなら、広告費を上げることも一考の余地があるはずです。

そこで「クリックが増やせます!」「問い合わせが増やせます!」だけに終始していたり、実は業者さんの都合なだけであり、答えに詰まるようなら広告費を上げることは考え直すか、業者さんを変えることをおすすめします。

弊社では多くの歯科医院さんのホームページ、治療専門サイト制作・運用~集客をサポートしており、問い合わせ、契約の増加に貢献いたします。

ホームページの制作・運用、広告、SEO、アクセス解析などをお考えの際はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから。(「お問い合わせ」をクリック)

※歯科医院さんのホームページ制作を相談したい、というホームページ制作会社の方からのお問い合わせにも対応しております

この記事を推す
LINEで送る
PAGE UP