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どんな時も、一緒にいてくれる鞄|PORTER / TANKER
まずは私が主に使用している3つの鞄を紹介します。
そうなんです。全て吉田カバンのPORTER / TANKERシリーズなのです。
ミリタリーバッグといえば、やっぱりPORTER!
PORTERといえばMA-1をモチーフにしたナイロン素材を使用し、ザ!ミリタリーな要素を含んでいてカッコいいですよね。…と言っていますが、実は私、普段は黒Tにジーパンといった格好をすることが多くミリタリー系の洋服は持っていないんです。
ではどうしてこの鞄を買ったのか。
10年くらい前ですが当時、長期出張で北海道へ訪れた際、給料のほか出張手当で数万円が口座に振り込まれていました。
そのころは転職も考えていたころ。きちんとした鞄の1つも持っていなかったので、このお金で鞄を購入しようとすぐに振り込まれた全額をコンビニでおろし、先輩の車で札幌のセレクトショップへ向かいました。
光沢を放つナイロン生地とミリタリーテイストが融合した3WAY BRIEFCASEに一目惚れし、その場で即購入を決意。3万円くらいで購入した記憶があります。
3WAY BRIEFCASEはその名の通り、ブリーフケース・ショルダー・リュックの3通りで使える鞄なのですが、購入後店員さんに「袋はいらないです。しょって帰りますので」とリュックの形にし、見せびらかすように先輩とすすきのへご飯を食べに行ったのを今でも覚えています。そしてなぜか財布の中は空っぽに。(すすきのといえば…何でもありません。ご想像にお任せします(笑))
あれから10年ほどたっているのですが、なぜか持っている鞄はPORTER / TANKERシリーズばかり。TANKERという名前だけで買ってしまうくらい相当お気に入りです。
どんな時も、一緒にいてくれる鞄
仕事の日は3WAY BRIEFCASEで。休日はWAIST BAG、SHOULDER BAG HALF MOONと一緒に。本当にどんな時も一緒にいてくれました。
3WAY BRIEFCASEは通勤や1~2泊ほどの小旅行に持っていきます。約10年と1番長く使っている鞄です。
WAIST BAGはiPad11インチに折り畳み傘、モバイルバッテリーなども収納できる大容量のバック。ちょっと遠出するときに使っています。
SHOULDER BAG HALF MOONはちょっと近所へお出かけの時に。廃盤になってしまったので街中で見かけることは少ないかも。自分が持っている鞄で最近の1番かわいい大賞を受賞しています。
スティーブ・ジョブスやマーク・ザッカーバーグが何を着ようか考える時間が短くなるように制服化(毎日同じ服を着る事)で有名なのですが、彼らは「何かを生み出すために、同じ服をずっと着ている」のです。「日々の決断の回数を減らして本来やるべきことにベストな状態に臨むため」だと言われています。
それに近い感じで、上述したお出かけ用途に合わせて「今日は近所の友達と遊びに行くからSHOULDER BAG HALF MOONで行こう」など、3種類の鞄を使い分けるのが、ここ10年ほど私のスタイルになっています。(他の鞄を使うときもあるけど…!)
使い込むほどに深まる愛着
年月の経過と共に、当初の新品の輝きを失い、くたびれた表情へと変化していくTANKER。しかし、その変化こそがこの鞄の魅力の一つだったりします。
まるで年季の入った革製品のように、ナイロンが使い込まれれテカテカになった跡が味わいとなり、唯一無二の存在へと変貌していくのです。
特に、経年変化でシルバーだったジッパーの色がくすんでいくのが私は好きなんです。くすんだ感じが大人っぽい色気を出している感じがして。
更に10年、20年ともっと使い込んだらどんな変化が出てくるのだろうか。
PORTERでは鞄を作った職人が修理をしてくれると聞いているので、どこか壊れたら修理に持って行っていこうと思っているのですがなかなか壊れない。いや、壊れてくれないと言った方がいいのかもしれません。(10年前に購入した鞄もマジックテープの部分以外は全く壊れる気配がありません)
あとPORTERの鞄を持っている人あるあるだと思うのですが、街中で自分と同じ鞄を見かけると、つい目で追ってしまいます。
特に、新品同様のピカピカな状態のものを見かけると、自分の使い込んだ鞄との差に感慨深さすら覚えたり。その度に思うのは「ああ、私のTANKERは、世界に一つだけなんだ」と。
自分よりクタクタな強者(ツワモノ)を見かけると「くすみが強くてなかなか使い込んでて素敵だなぁ」「ナイロンはクタクタなのにジッパーとタグが新品に代わっている!修理を出して大切に使っているのかな」など勝手に妄想してたり。
そして今(2024年春)、TANKERは更なる進化を遂げたとのこと。素材感や佇まいはそのままに、100%植物由来のナイロンに。塗装の剝がれにくい金属パーツ(YKKとPORTERオリジナル)を採用したらしい。まさに、伝統と革新が融合した至極の逸品と言えるでしょう。
ああ、欲しい…(欲しい)
果たして、私はどのような選択をするのだろうか?
一つだけは確かなこと。
それはこの先、どんな旅路が待っていようと、TANKERは常に私の隣にいてくれる。そう確信しています。
5年ほど前に撮ったYouTubeを見つけたので供養します…。それではまた10年後のPORTERの経年変化報告記事でお会いしましょう!(笑)