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【動画分析でチャンネル改善!】YouTubeアナリティクスで注目したい5つの分析項目とその見方
YouTubeに何本も動画を投稿していているのに「動画の視聴回数やチャンネル登録数が伸びない・・・」「でもチャンネルアナリティクスの見方がわからない」こんな悩みを抱えていませんか?
この記事ではYouTubeアナリティクスのデータを活用し、YouTubeチャンネルを成長させる5つの分析項目(分析方法)とその見方、使い方について解説します。
1.ユーザー層・視聴者の属性を分析することでインプレッション数を上げる
ユーザー層・視聴者の属性を分析し、下記のように施策をすることでインプレッション数を上げることが可能になります。
(例)
ジャンル:美容系
分析結果:10代女性が7割
施策:10代の女性が7割と多かったので、次回は高校生のお小遣い(1000円以内)で購入できるコスパがいいコスメを紹介してみよう。
インプレッション数ってなに?
ユーザーにYouTube動画のサムネイルが表示された数のことをインプレッション数と言います。
YouTubeのおすすめ欄や関連動画などで視聴者の画面に動画のサムネイルが1秒以上表示されると1インプレッションとしてカウントされます。またインプレッションとしてカウントされるのは、サムネイルの50% 以上が1秒以上画面に表示された場合です。
視聴回数が伸び悩んでいる動画の多くは、インプレッション数が少ないことが原因だったりします。
そのため動画の再生回数を増やすために、インプレッション数は優先して伸ばすべき指標になります。
インプレッションがカウントされる場所 | インプレッションがカウントされない場所 |
---|---|
・パソコン、テレビ、ゲーム機、Android、iPhone、iPad でのYouTube ・YouTube検索 ・YouTubeトップページ(自動再生を含む) ・YouTube フィード(登録チャンネル、急上昇、履歴、後で見る) ・動画プレーヤーの右側にある [次の動画](自動再生を含む) ・再生リスト | ・外部ウェブサイトやアプリ(YouTube ウェブサイト以外にあるリンクや埋め込みなど) ・YouTube モバイルサイト ・YouTube Kids アプリ ・YouTube Music ・アプリ動画プレーヤー内のコンテンツ(カードや終了画面など) ・メールや通知バックグラウンド タブで再生される動画(非表示のインプレッション) ・サムネイルの表示が50%未満または1秒未満の動画 ・TrueView ディスカバリー広告 |
インプレッション数の分析方法
①アナリティクス
②詳細
③トラフィックソース
上記を選択すると、インプレッション数とインプレッション(サムネイル)のクリック率が確認できます。
オススメ記事:動画コンテンツの「サムネイル」のクリック率を確認する方法
ユーザー層・視聴者の属性(年齢・性別・地域)を確認する
今度は「ユーザー」を確認していきます。動画視聴者がどこの国、都市や都道府県から動画を閲覧しているのかという「地域」のデータも確認ができます。また、視聴者の年齢や性別、使用しているデバイスなども確認することが可能です。
視聴者の年齢、性別の分析方法
①アナリティクス
②視聴者タブ
上記を選択すると、視聴者の年齢、性別が確認できます。
視聴者の地域の分析方法
①アナリティクス
②詳細
③地域(都市)
上記を選択すると、動画視聴者がどこの国、都市や都道府県から動画を閲覧しているのかが確認できます。
オススメ記事:視聴者の年齢、性別の見方。その仕組みを解説
:動画を閲覧した視聴者が住んでいる国、都道府県または市区町村を調べる方法
:自分の動画を視聴した方の視聴デバイスを確認する方法
2.視聴者と動画の接点はトラフィックを分析して把握する
動画を見た視聴者の行動を分析することで、下記のように施策をすることが可能になります。
(例)
ジャンル:お菓子作り
分析結果:Google検索から「ブラウニーの作り方」の動画へ流入が多い
:チャンネル登録者の多くは土日の10時頃動画を閲覧する
施策:投稿時間を土日の10時頃に設定し、「【アレンジ編】チョコレートブラウニーの作り方」の動画を投稿する。
トラフィックソースってなに?
視聴者が動画を見つけるときに使用したサイトやYouTube検索などを使用し動画を見つけるまでの方法(流入ルート)のことをトラフィックソースと言います。
「視聴者がどのような経路をたどって動画と出会ったのか」を分析することで、視聴者と動画の接点がわかるようになります。
外部サイトを経由して動画にたどり着いた視聴者の分析方法
①アナリティクス
②詳細
③トラフィックソース
④外部
上記を選択すると、動画を見ている視聴者が、どこの外部サイトから動画にたどり着いたかを確認できます。
オススメ記事:動画を見ている視聴者が、どこの外部サイトから動画にたどり着いたかを確認する方法
動画を見た視聴者の行動がわかる「視聴者」タブでする分析方法
①アナリティクス
②視聴者タブを選択
上記を選択すると、視聴者の増加につながっている動画などの視聴者のレポートが確認できます。
オススメ記事:動画を見た視聴者の行動がわかる「視聴者」タブとは
3.視聴者の悩み・知りたいことをYouTube検索キーワードで分析する
YouTubeの検索キーワードから視聴者の悩み・知りたいことを分析することができ、下記のように施策をすることが可能になります。
(例)
ジャンル:ガジェット(スマホ)
分析結果:「iPhone 充電器、スマホ 持ち運び ケーブル」の検索キーワードが多い。
施策:iPhone(スマホ)で使用できる持ち運び充電器を探している方が多いので、「おすすめ!手のひらサイズの軽量モバイルバッテリー5個を紹介」の動画を作る。
YouTube検索とは?
トラフィックの中でも重要とされているのがYouTube検索です。視聴者がどのような検索キーワードで動画にたどり着いたのかを確認することができます。
「視聴者がどのような悩みを検索して動画と出会ったのか」を分析することで、新たなユーザーの獲得や自身のチャンネルはどのような視聴ニーズがあるのかを知ることができる重要なトラフィックです。
視聴者が動画へたどり着いた検索キーワードの分析方法
①アナリティクス
②詳細
③トラフィックソース
④YouTube検索ワード
上記を選択すると、視聴者が動画へたどり着いた検索キーワードが確認できます。
オススメ記事:動画を見ている視聴者が、どんな検索ワードで動画にたどり着いたかを確認する方法
4.関連動画を分析して視聴者の求めているコンテンツを知る
関連動画を分析して視聴者の求めている、興味のあるコンテンツを知ることができ、下記のように施策をすることが可能になります。
(例)
ジャンル:ゲーム配信
分析結果:「荒野行動 10蓮ガチャ、荒野行動 コラボ、マリオカート おもしろ実況」を視聴者が関連動画として見ていた。
施策:「荒野行動 進撃の巨人コラボ|激レアコラボバイクを当てるまで10蓮ガチャ引いてみた」の動画を作ろう。
YouTubeの関連動画とは?
関連動画は、視聴者が過去に視聴した動画を元に「この動画とこの動画は関連性が高い」とYouTubeが判断し、おすすめ表示してくれる動画のことです。
関連動画を分析することでYouTube上の競合調査、視聴者が求める内容の傾向の把握にも役立ってきます。
どんな動画の関連動画として表示されているかの分析方法
①アナリティクス
②詳細
③トラフィックソース
④関連動画
上記を選択すると、視聴者が関連動画から視聴した動画を確認できます。
オススメ記事:自分の動画は、どんなチャンネル・動画の関連動画として表示されているのかを確認する方法
5.視聴者維持率とインプレッションを分析して視聴者の反応を見る
投稿した動画の視聴者維持率とインプレッションを分析して視聴者の反応を知ることで、下記のように施策をすることが可能になります。
(例)
ジャンル:料理
分析結果:動画開始~30秒の挨拶で60%が離脱、3分45秒~5分20秒の料理と関係のない話は50%がスキップされていた。
施策:冒頭は動画のダイジェストを数秒~数十秒挿入し、その後挨拶をする。関係のない話のところに今回の食材の豆知識を入れてみる。
視聴者維持率とは?
視聴維持率とは、視聴者が動画をそれぞれの秒数でどの程度視聴されているのかを割合で表したものです。
この視聴者維持率を分析することで、動画のどこで離脱したのかを把握し、その原因を知るきっかけになります。
YouTubeの視聴維持率の平均値と指標
10分の動画の場合平均視聴率は40%前後と言われています。
動画を10分と想定した場合、視聴維持率の平均値はおよそ4分です。
YouTubeアルゴリズム上、視聴維持率が40%以上になると、関連動画やおすすめに表示される回数が増えると言われています。
視聴者維持率を左右する重要なシーン
グラフの線が平坦である場合は、視聴者が動画のその部分を最初から最後まで再生していることを示しています。 | |
緩やかな下降は、時間の経過とともに視聴者が関心を失っていることを表します。YouTube の動画では、再生中に徐々に視聴者が離れていく傾向にあります。 | |
グラフの山の部分は、多くの視聴者が動画のその部分を何度も視聴したか、またはその部分を共有する視聴者が多かったことを示しています。 | |
グラフの谷の部分は、視聴者が動画のその部分で視聴を止めたか、その部分をスキップしたことを示しています。 |
視聴者維持率の分析方法
①コンテンツ
②アナリティクス
③エンゲージメント
④詳細
上記を選択すると、視聴者維持率を確認できます。
オススメ記事:平均視聴維持率を確認する方法
もっとYouTube分析をするなら
YouTubeアナリティクスとYouTubeStudioの使い方をまとめてみました。分析にお役立てください。
まとめ
本記事ではYouTubeアナリティクスで注目したい5つの分析項目とその見方について解説してきました。
改めて大事なことをまとめると
- ユーザー層・視聴者の属性を分析することでインプレッション数を上げる
- 視聴者と動画の接点はトラフィックを分析して把握する
- 視聴者の悩み・知りたいことをYouTube検索キーワードで分析する
- 関連動画を分析して視聴者の求めているコンテンツを知る
- 視聴者維持率とインプレッションを分析して視聴者の反応を見る
これからYouTubeアナリティクスを活用する方、既に活用されている方も上記のポイントを押さえてYouTubeアカウントの分析・改善を行っていきましょう。