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ネットをよりよくすることがビジネスになる時代
先日参加したとあるウェブ系のイベントで複数のセミナーを受講した。
その中でいいなあと思った講演の方向性はすべて
「ネットをよりよくする」
という方向性が共通していたのが印象的だった。
かつ、それらの企業が成功し始めているというのは個人的にとてもいいことだと感じた。(何を成功とするかは置いておいて、表に出てきていること自体が)
例えばこちらの記事で紹介した株式会社JADE。
株式会社JADEの辻さんはこの会社に所属する以前からSEO界隈で
のように、ネットをよりよくするための活動をこの記事以前からず~~~~っと取り組まれている。
JADEの企業体としてもそのスタンスは変わっていないと思う。
今回のイベントの中の別の時間帯でセミナーを聞いた、株式会社ピースオブケイクも取り組むフィールドは違えど、方向性は同じだった。「株式会社ピースオブケイク」と聞いてもピンとは来ないかもしれないが、ブログサービス「note」を運営している会社と言えば分かる人もいるだろう。
最近徐々にプラットフォームとしても普及してきているので、知らないうちにnoteの中のブログを読んでいた、ということもあるのではないだろうか。
こちらはネットのプラットフォーム企業として、 “だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。“を目指していると。
そしてセミナー内容から引用すると、その成長の柱として、
【グロースの3つの柱】
コンテンツパワー×発見性×継続性施策は3つの柱のどこに寄与するのかを考える。
難しいマップや図を作って理解できないより、簡略化して理解。
チーム作りでは、北極星集合のように雑に決めて集まれるような明確さが大事。#webtan #ピースオブケイク
— Web担当者Forum編集部【公式】 (@webtanforum) November 13, 2019
ということを重要視していると。
3つの柱それぞれを解説すると、
いいコンテンツがあり(コンテンツパワー)
読者に届き(発見性)
そのモデルが作者、読者含めて継続する(継続性)
h
と。
その前のピースオブケイク加藤さんの発言にもあるように
「いいことをすれば得をする」
という仕組みを作っていっていることが、ネットをよりよくする、とする、という方向性に繋がる。
JADEのようにSEOや広告など、コンテンツを広める部分で寄与する企業もあれば、ピースオブケイクのようにコンテンツが作り出されるプラットフォームの部分で寄与する企業もある、ということだ。
ピースオブケイク深津さんの発言で印象的だったのは
「ネットをよりよくすることが一番市場が大きい」
とおっしゃっていたことだった。
すごくぼんやりした話でもあるが、ユーザーはそういうビジネスを評価するわけであって、結果的に継続するビジネスになっていく、ということだ。典型例はGoogleだろう。Googleも今やいち企業としてとらえられないほど大きくなったが、ユーザーのためによりよい検索エンジンを作り続けたことであれほど巨大になったのだ。
さて自社はどうするか
「ネットをよりよくする」という視点で自社はどうするか、と考えると、コンテンツ制作をしている会社としては、よりよい記事をネット上に出す、ということに尽きる。
少し違う角度ではあるが、こちらの記事で書いていた「他のまとめサイトに負けたくない」というスタッフの個人的な考えも記事を使って「ネットをよりよくする」に繋がるものであると思う。(まとめサイトすべてが悪い、というわけではないが)
勉強のために始めたほぼ趣味ブログがSEOでいい感じにハネた話
自分が作ったページの方が上に来るべきだ、と思える発信や、記事の制作ができているという自負があることが重要だと考えている。それができていれば記事の制作のみならず、マーケティングなども含めたより俯瞰的な視点を持って記事をどうにかよい方向に持っていきたい、と思えるはずだ。
その場合、どんな相手と組んで情報を発信していくか、という点も大事になるのではないだろうか。変な情報を発信することに加担することはしたくないし、ネットをよりよくする、ということにも繋がらない。何より自分の人生の時間をそのことに使っている、ということをしたくないなあと思う。
引き続き、世の中やクライアントから発信すべき情報を探しあて、それを最善の形で発信する術を磨いていきたい。
余談
こういうことを書いていると、最終的に「ネットとは?」「ウェブとは?」というところに行ってしまい、以前からずっと読もうと思って読めていない書籍「Webの創成」に行き着くような気がする。
ざっくり紹介すると、ウェブを作った人がそれをどのような考えで作り出したのか、ということが書いてあると聞いたのでとても興味深く、前に読みたいなと思っていたときは中古で5,000円くらいだったように思うが、今回改めて確認してみたら29,800円になっていて引いた。
経費での購入を狙いたい。(5,000円くらいで出品されていたら教えて欲しい)
Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか
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