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成功する歯科医院さんが自然とやっている5つのこと
弊社では複数の歯科医院のクライアントさんがいらっしゃるのですが、「こういうことをしている医院さんは成功しやすいのではないか」という共通点のようなものが見えてきたのでまとめてみます。
新しいことをまずやってみる
まず一番共通しているように感じるのが、新しいことを「まずやってみる」ということです。
業界内・外にアンテナを張りつつ、トレンド的にこれが次に来るらしい、という流れを読んで、「どれくらい効果が出るか」などはあまり考えず、直感的に「まずやってみる」。
そしてまずやってみることで、成功しています。行動力が群を抜いており、もちろん失敗もあるのですがそれも経験として次に来るものを当てるアンテナの精度が上がる、というイメージでしょうか。
投資としては、ローリスク・ハイリターンがもちろん理想ではあるのですが、そんな都合のいいものは存在しなくて、リスクを取って投資して、それ以上のリターンを得ているように思います。(リスクを取っている、という感覚がないくらい行動力があるとでも言うのでしょうか)
- 「歯科医院でYouTubeを始めるところが出てきた」となれば「動画はやったことないし、顔を出すのはあまり乗り気ではないけどとりあえずやってみよう」と始めてみる
- 新しいウェブ広告の手法が出てきたらまず一度試してみる
- 提案や紹介されたらまずやってみる
そして取り組んだ結果を割とあけっぴろげに、失敗もネタにしつつ話すのがうまいように思います。笑われつつもまわりの一歩先を行き、経験を積んでいっているのです。そして成功しているのです。
「YouTubeやってみたら、患者さんから”YouTubeに慣れてない感じが逆に信頼できました”とか言われちゃって笑」という医院さんの話には大変失礼ながら笑いつつも、なるほど!やってみた結果だ!と思ったり。
続ける
続ける、というのは簡単そうで実は一番難しいことでもある、というのはよく言われることです。
成功している先生は続けるために
- 忙しくても、続けるための時間を作り出している
- 誰に何を言われても、自分の直感を信じてやる
- ルーチンの重要性を理解している
- 目指す方向性を作っている
ように思います。
ただし、鉄の意志を持って、
- スタッフさんに「ちょっと違うのでは」と言われてもやる(あくまで参考にする程度とする)
- 主の目的に加えて、それ以外の目的も作る(患者さん向けのブログ記事なんですが、スタッフさんや採用向けのブログ記事でもあると考える)
などのようにできると理想ではありますが、それはあくまで理想でもあるので
- 「金曜日の午後は診療の予約を入れないで」と受付のスタッフさんに伝えて、続けるための時間を作り出す
- 動画撮影・編集を業者に月4本発注してしまい、それに合わせる形で自分を動かす(準備してから発注ではなく、先に発注してしまうことがミソです)
のように、やらざるをえない、続けざるをえない状況を作るのがうまいとも言えるでしょう。
そして、やる⇒続ける、を繰り返すことで結果的に行動が蓄積されていくことにもプラスの効果がありますよね。
仕組み化する
ひとりでできることには限界があります。
ヘレン・ケラーはこう言ったそうです。
一人でできることは少ない。一緒にやることで、私たちはより多くのことを成し遂げることができる。
ヘレン・ケラー
成功している先生は、
- 自分にはできないから「おまかせ」したい
- きっちり役割を分担して仕事を任せてたい
というのを、(本当はできるけれどできないというような演技的な部分も含めて)まわりに出して、人を巻き込んでいるように思います。
ひとりで対応していると、万が一自分に何かあったときには完全にストップしてしまいますが、仕組みを作っていればものごとは自分がいなくても進んでいきます。
そうすると、自分の時間を作り、自分がやるべきことに集中できたりもするのではないでしょうか。
例えば
- 先生自身は治療に注力し、お客さんとの初期の相談は衛生士さんやTCさんに任せる
- 「餅は餅屋」という発想で、ホームページに関することは業者に任せる、自分でやらない(たとえ自分が詳しいと思っていても)
などです。
元も子もない話をしてしまえば、先生の時給を考えたら、だいたいのことは誰かにやってもらう方が安いのではないでしょうか?
数字を取る、共有する
やったことをそのままにする、というのはあまり得策ではありません。
やったことの効果がどの程度あったのかを数字で確認し、軌道修正をする必要があります。
例えば、とある医院さんでは、月次で
- 売上
- 自費:保険の比率
- 問い合わせ数(問い合わせ種別)
- 契約数
- 平均契約単価
- 何を見て問い合わせをしたのか(患者さんへのアンケートから)
などの数値を管理されています。(ここに書いてある項目はあくまでその一部ですね)
そしてそれらを共有すると、もう一歩先を行く状態が作れます。先生のまわりの人も与えられる情報が多い方がより踏み込んだ具体的な案を出すことができます。
「本当は自費の問い合わせが月に50件欲しいんだけど現状は30件なんです」
と言われれば、「20件の問い合わせを増やすために、こういう施策でこれくらいの予算を使いましょう」と提案できますが、
「がんばって増やしたいです!!!」
では、どのように手助けをすればいいのか探り探りになってしまい、遠回りになってしまいます。
「なんとなく問い合わせが増えた気がします」
で、今後かける予算を決められるでしょうか。
そのため弊社でも、実施した施策に対してどれだけの反応があったのかを把握するために、「医院さんの方でこういう数字を取ってもらえませんか?」と依頼しています。
例えばインプラントの集客施策をする際に、医院では治療すべての問い合わせ数しか取っていない場合、受付と連携してインプラントの問い合わせ数を個別に数字として取得し、推移を見ていく、という形です。
また、仮にインプラントの治療の平均契約単価が1件で100万円だとしたら、1件を取るために広告費にいくらかけていいんだろうか、というように、投資側にいくら使えるのかも見えてくるでしょう。
※データ取得のための雛型のようなものも別途ご紹介できればと考えています
デジタル化を進めている
ここまで書いてきた内容すべてに通じて大事なのがデジタル化です。
これまでの内容と比べると本質的な話ではないのですが、今の時代には必須と言えるでしょう。
新しいサービスはデジタルが主流ですし、習慣化にもデジタルの力を使った方がいいでしょう。共有するのに、アナログのデータでは手間がかかりますし、そのデータを分析しやすくするにもまずデジタル化する、という作業が必要になりますよね。
医院では、カルテの管理など、患者さんのデータをデジタル化する部分ももちろんですが
- アポはGoogleカレンダーなどで全員に常時共有されている状態にする
- 写真などの素材や各種ツールのパスワードは、Dropboxなどのクラウドツールで管理・共有し、一元管理する
- 数値の共有はエクセルではなくスプレッドシートにしてリアルタイムで更新・共有する
などの、スタッフや外部への連携をスムーズにする意味でもデジタル化は必須です。
「あれってどこだっけ?(探す時間が取られる)」「手書きにしているからすぐわかりません(遅れる)」「データをまとめ直しますね(二度手間になっている)」これだけでも、結構思い当たるふしがあるのではないでしょうか。
「うちの医院はアナログなんだよね~」で済ませてしまうことは簡単ですが、それはすなわち損をしてしまっている状態でもあると言えるのです。
ただし、これらをすべて網羅する必要はありません
ここまで上から目線風でこの記事を読んでいただいている先生をイラっとさせる内容を書いてきましたが、これらをすべてやっている医院さんは少ないと思います。(根本は歯科医院に限った話でもないので、弊社自身もできているだろうか・・・と自戒も込めて)
この中で2つ以上ができていれば、今の医院を次のステップへ進められる土台が整っている、という段階なのではないでしょうか。
ぜひ他の部分にも取り組み、医院を次のステップへ成長させましょう!
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