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歯科医院がSEOをするときに避けられない“YMYL”“EAT”という2つの概念を理解する

歯科医院がSEOをするときに避けられない“YMYL”“EAT”という2つの概念を理解する

先生はGoogle検索における“YMYL”という単語をご存知でしょうか?

YMYLとは・・・Your Money Your Lifeの略で、Googleの検索結果でYour Money(あなたの財産)やYour Life(あなたの人生)に関わる事柄のことを指しています。

Googleはこれらの情報を、検索ユーザーに深刻な影響を与えかねない情報であるとして重要視しており、Your Lifeの中には健康に関する情報も含まれています。その中には当然、歯科医療の情報も含まれます。

例えば検索結果で間違った医療情報をGoogleが検索結果で上位に表示してしまい、ユーザーが損害を被ってしまった場合どうなるでしょうか。その際はGoogleにも責任が出てくるため、情報の正確性に特に慎重になっている分野がYMYLである、ということです。

日本ではGoogle検索の“YMYL”が問題になったことがある

なぜそれほどGoogleがYMYLの分野について慎重になっているかというと、日本でも過去に問題のある情報が載っているサイトをGoogleが上位表示してしまい、問題になったことがあるからです。
※正確にはもちろんそれ以前から慎重なのですが、この問題によってより慎重な姿勢にならざるをえなかった、と言えるでしょう

それはWELQ問題、と言われるもので、要約すると、素人によって書かれたデマを含む医療情報が掲載されている記事がGoogle検索の上位に表示されてしまっていた、という問題です。

この問題が明るみになったことで、改めてインターネット上での医療情報の正確性が重要視され、Googleもこの分野で上位に表示する記事の選定により一層力を入れる流れとなりました。

Googleはどのようにして正確性を判断しているのか

ではGoogleはどのように正確な医療情報を上位表示する判断をしているのでしょうか。

ここで重要になるのが“EAT”です。

EATとは・・・

①Expertise:専門性
②Authoritativeness:権威性
③Trustworthy:信頼性

のことです。

ページの内容と①~③の情報をもとに、ページの正確さを判断し、ページの順位付けをしています。

具体的には

①の専門性は、記事の制作者に専門性があること

②の権威性は、記事の制作者がその分野の権威であること

③の信頼性は、記事の制作者が信頼できること

です。

こう言われても、「じゃあホームページで何をすればいいの?」となりがちだと思います。

これらをGoogleに対して、ホームページでどのようにアピールするか?という具体的な施策についても以下でご紹介します。

専門性、権威性、信頼性をアピールする上で重要なこと①先生のプロフィール

歯科医院の先生が専門性、権威性、信頼性をアピールすることができるのは、やはり著者である先生のプロフィールによる部分が大きいように思います。

具体的には

先生の・・・

・学歴
・所属学会
・修了したセミナー
・資格
・セミナーなどでの講演実績

などの情報です。

弊社でホームページを制作・運用している田嶋歯科医院さんの例ですと、以下のような内容のページです。

これらの情報が先生のホームページには入っているでしょうか?

先生方のお話をお聞きしていると、例えば資格を持っていても出していないことも多いです。ホームページリニューアル後に取られた資格など、一度すべての情報が掲載されているか確認してみましょう。

かつ、情報と合わせて、上のページのように、例えば講演実績であれば、セミナーのレポートを書いたブログなどをリンクしておくと完璧かと思います。

専門性、権威性、信頼性をアピールする上で重要なこと②情報量

次に重要なことは情報量です。

例えば入れ歯についての情報がホームページ内に

A.治療紹介のページのみの医院
B.治療紹介のページ+ブログが5記事ある医院
C.治療紹介のページ+ブログが100記事ある医院

となると、どの医院の専門性、権威性、信頼性が高そうだとGoogleに判断されるでしょうか?

(もちろんブログの内容・質にもよりますが)CのサイトがEATの観点では評価されやすいでしょう。

Googleは全世界のサイトをすべてチェックしてランク付けしています。それはロボットによるものです。ただそのロボットは(AIでの学習が進んでいるとはいえ)専門的な情報まで正しく理解できているわけではありません。少なくとも現時点では。

ですので、やはり量がある、ということは一定程度、EATをアピールする上で大事になると言っていいでしょう。

※もちろん先生自身が正しい、発信したいと思う情報を発信することが大前提ではあります

実際、弊社でホームページ運用をしている稲葉歯科医院さんの入れ歯専門サイトのブログは100記事を超えるブログがアップされており、多くのアクセスを獲得されています。

ホームページの情報量が増えることは、上述したSEOへのプラスの効果に限らず、他の面でもいいことがありますので、少しずつでもホームページの情報量を増やしていくとよいかと思います。

ということで今回は“YMYL”と“EAT”についてご紹介させていただきました。

これらの考えはどんどん進化し、かつ、先生の医院のホームページへ向けられる視線は厳しくなってきていますので、ぜひ頭の中に入れておいていただけたらと思います。

より具体的な施策についてもまた別の記事でご紹介したいと思います。


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