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マーケティングって何のこと? 歯科医師の先生方が知っておくべきマーケティングの基礎(その1)

“マーケティング”。

このワードはもうビジネスの世界では常識以上に、使い古された印象さえあります。ただ、ここまで常識的に使われているため、解釈も多様化しているのが現状です。

なので、WEB寄りの人は、広告運用の要素からの説明が強くなりますし、代理店などは市場調査的な観点からの説明になるのかもしれません。コンサルタントは戦略の重要性を説くかもしれません。

すべて間違いではないのですが「マーケティングって結局なんなの?」と混乱してしまう先生方も多くおられる印象です。

私はマーケティングとは、ある特定の市場(マーケット)に対しての、「売れる」仕組み作りだと考えていますので、記事にてその内容をご紹介していければと思います。

メガネでマーケティングを考えてみる

例えば、メガネを欲している人たち(これが市場ですね)を想定してみましょう。

その中には、近視の方もいれば、老眼の方、そしてお洒落メガネを欲している人もいるわけです。近年では、PC専用メガネが常識化しています。また当然、男女、年齢でもニーズは異なります。

メガネを欲しているたくさんの人たちがいる市場の中で、どういった類のメガネを欲している人がいるのかを特定し、その人たちが欲しがるであろう販売商品を制作し、販売戦略を練って、売れる仕組みを作るのがマーケティングです。

要約すると、誰に対して、どういう商品を、どのように売っていくのか、それを仕組み化するのが“マーケティング”であるということです。

マーケティングで、まず何から考えればいいのか?

ではマーケティングで大事なことはなんでしょうか?

それは「誰に」対して商品・サービスを提供していくのかを決めることです。

例えば、近眼の人とお洒落メガネを欲している人の2人がいるとします。その2人に対して同じ売り方をするのは、当然ですが非効率です。

さらには近眼の人とお洒落メガネを欲している人の中でも、狙っている年齢層は? 男女は? とまだまだ絞り込むことができます。

仕事のせいで視力が落ちてきたけど、できればクールな印象を同年代の女性に与えたいビジネスマン。スーツでいる機会が多い。ただ、そこまで給料が高くないので、廉価の方が良い!

という20代の男性と

コンタクトレンズに少し疲れてきて、メガネに戻そうかと思っている。ただし、あまりチャラチャラした感じではなく、落ち着きのある色味とデザインが好みである。値段よりは品質にこだわりたい。

という40代の管理職男性。

この例でもビジネスマンという点では似ているように思いますが、当然普段見ている媒体(TVやウェブサイト)や嗜好性が異なりますので、彼らに訴求するキャッチコピーやデザイン、マーケティング手法は異なってきます。

なので、まず“誰に対して”販売するのかを定めることがマーケティングの最重要項目になります。

歯科医院の集患にあてはめてみると・・・

では、これらを歯科医院の集患にあてはめて考えてみましょう。

先生はどういう治療(商品)を、何歳くらいの患者さんに(誰に)向けて、すすめていこうと考えておられますか?

もし、老若男女すべての人たちに向けて、あらゆる治療を、ということであれば、大変壮大なマーケティングが必要になってきます。

そうなのです、全員に向かって発信し、かつ全員に気に入ってもらえて、その上効果があるマーケティングは非常に難しいのです。不可能と言ってもよいかもしれません。

歯科医院の患者さんの要求は、虫歯治療、入れ歯、インプラント、顎関節症、歯列矯正などさまざまです。

これらすべての患者さんに気に入られるようにする、というよりは、例えば売るものは入れ歯!と設定して、それを“誰に対して”売るのかを絞りこむようにしましょう。

今回はマーケティングの中で重要な“誰に対して”売るのか、すなわちターゲティングについて主にご紹介させていただきました。

ターゲティングについては、次回の記事も詳しくご紹介します。

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