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歯科医院のホームページをより多く読みこんでもらうための工夫(サイトの導線設計)

歯科医院のホームページをより多く読みこんでもらうための工夫(サイトの導線設計)

先日、クライアントの先生とやりとりをしていてふと思ったことがありました。

その先生はホームページを使ったマーケティングの意識が上がってきており、

「ホームページ内のこの記事を修正して欲しい!」
「ブログのここに追記をしたい!」

という連絡が増えており、とてもいい傾向だなと思いながら対応させていただいておりました。(上から目線で大変恐縮ですが。。)

そして、次のステップとしてはそれらの点と点が線になる感覚をつかめれば最高だなと思ったのです。

点と点が繋がることをホームページにたとえると

ここで言う“点”とは、ホームページ内の1ページのことです。

“点と点が線になる”とは、それらの1ページ1ページが繋がり、問い合わせまでの流れができることです。

具体的には、今読まれているのが治療ページだとすると、例えば

①治療ページ

②治療に関するブログ

③料金ページ

④問い合わせページ

という流れ(線)で患者さんの動き(導線)を考慮しつつ、ホームページを更新していけるととてもいいのです。

ホームページで点と点を線にするための工夫

上述した①~④の流れでは、

例えば①治療ページ⇒②治療に関するブログのところでは、「この治療に関するブログ記事も書いてますのでよろしければご覧ください。」というような誘導が考えられます。

弊社のクライアントさんの医院では、治療ページに関連するブログ記事を自動で表示するシステムを入れている場合が多いです。

例えばこちらは岩田歯科医院さんの部分入れ歯の治療ページ。

ページの途中にもリンクがありますが、ページの最下部に部分入れ歯に関連するブログ記事を8記事入れてあります。

これだけの情報があればパッと見でもしっかりしてそうな感じが伝わりますし、ブログを読み込んでもらえれば、より一層信頼感が増すでしょう。

②⇒③では、「このブログでご紹介した治療の料金はこちら」という誘導があるとスムーズでしょう。②⇒③と進まずに、②⇒②というように関連する別のブログ記事を読んでもらうこともいいでしょう。

岩田歯科医院さんのブログでは、ページ下部に関連記事を4つ表示しています。

「そんなちょっとしたことか」と思われるかもしれませんが、患者さんは予想以上に先生のホームページの構造を理解していません。

丁寧過ぎる誘導があるくらいがちょうどいいのです。

次に何をすればいいかわからなくなるとホームページから離脱してしまう

逆に次の誘導がわかりにくかったらどうなってしまうでしょうか。

先生が買いたい本があり、通い慣れていない本屋さんに行ったとしましょう。

本棚の配置がわからず、お目当ての本がなかなか見つかりません。

するとその本屋さんを出てしまったり、「Amazonで注文しよう」となるのではないでしょうか。本屋さんは売上を取られてしまいます。

歯科医院のホームページにも同じことが言えます。

患者さんにとって魅力的な商品(治療)があっても、ホームページで次に何をすればいいのかがわからない、欲しい情報が見つからない(探しづらい)場合、患者さんはホームページから離脱してしまうのです。

すなわち、先生渾身の1ページが完成したとしても、次に繋がるページがなければ、お問い合わせには至らないのです。

1ページだけを読んで問い合わせに至る患者さんはレア。もしくはあまり考えずにいろいろな医院に問い合わせをしている患者さん

弊社では多くの歯科医院さんのホームページを運用、解析していますが、1ページだけを読んで問い合わせをする患者さんはレアなパターンです。

多くの患者さんが上述した①~④の流れのように、ホームページの中でステップを踏んで、複数のページを読んで問い合わせに至っています。

もちろん、1ページだけを読んで問い合わせページにすぐ行く患者さんもいらっしゃいますが、そういう患者さんは、実際その後「他の医院にも問い合わせしていた」「予約をキャンセルした」「金額が合わなかった」など問い合わせ以降、来院や契約に繋がりづらいのが大半です。

ホームページ内のいろいろな情報を読み込んで、さまざまな角度から納得した上で問い合わせする患者さんの方がその後の対応が効率よく動くことが多いのです。

先生自身の買い物に置き換えてみても、思い当たるフシがあるのではないでしょうか?

ホームページ内での患者さんの動きをイメージするための簡単な方法

ここまで書いてきたように、いいページがサイトの中に無数にあったとしてもそれらが連動して繋がらなければその効果は発揮できません。

ひとつだけ先生にやってみていただきたいこととして、先生自身が患者さんだと思って、自分の医院のホームページをご覧になってみてください。

患者さんは先生のサイトのホームページに入ってきたらまずどのページを読むでしょうか?

その次に読むページは?さらにその次は?どうやって問い合わせにたどりつく?

というように順を追っていく中で、必ずどこか「あれ?このあとってどうするんだ?」という箇所があるはずです。

すると「ここに誘導するためのバナーを設置しよう」というように導線の改善案だったり「そもそもこういうページが足りてなかった」という説明が抜けていた部分に気づくことができます。

一度お試しいただいてみてはいかがでしょうか?


弊社では多くの歯科医院さんのホームページ、治療専門サイト制作・運用~集客をサポートしており、問い合わせ、契約の増加に貢献いたします。

ホームページの制作・運用、広告、SEO、アクセス解析、セカンドオピニオンなどをお考えの際はお気軽にお問い合わせください。

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