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患者さんが歯科医院を選ぶ時の4つの理由をお伝えします! 歯科医師の先生方が知っておくべきマーケティングの基礎(その2)
前回はいろんな解釈がありすぎて、よくわからなくなっているマーケティングについて、私なりの解釈をご紹介させていただきました。
そしてマーケティングの中で重要な項目である「誰に対して商品やサービスを発信する」のか、つまり“ターゲティング”についての解説をしました。
この記事で「なるほど、ターゲティングは大切だな」と思われた先生もいらっしゃるでしょうか。
ただし歯科医院で考えると、患者さんは、いろいろなお悩み(虫歯、入れ歯、インプラント等々)を抱えて、その悩みが発生してから解決しようとして医院にいらっしゃるわけですから、「なかなかそうはいかない!」と思われた先生もいらっしゃると思います。
「ターゲットを想定することは不可能!」とさえ思ってしまったかもしれません。
そうしたとき、次に考えるべきは『患者さんがどういう思考で、歯科医院を選んでいるか?』ということです。
患者さんが歯科医院を選ぶときの4つのポイント
患者さんの医院選びの思考の仮説から、マーケティングはスタートします。
(1)以前から通っていたから
(2)自宅から近いところだから
(3)ある治療(例:歯列矯正)が得意そうだから
(4)口コミの評価が高いから
と代表的なポイントを4つ挙げてみました。
この中では(1)(2)はマーケティングではなかなか覆しにくい場合もあるかもしれません。
では(3)は何をもって、患者さんが判断しているのでしょうか? それはホームページを主としたインターネットからの情報でしょう。
今の時代(4)もインターネットの情報です。
もはや患者さんは、インターネットで自分にふさわしい医院を検索していると言っても過言ではありません。
医院のホームページやブログなどで発信している情報を患者さんなりに調べ、考察し、その上で医院への予約を取り、足を運ぼうと決心されているのです。
この、患者さんが“自ら情報を得よう”とする行為こそが、医院にとって重要です。なぜなら、患者さんが自発的に検索しているということは、歯科医院に行こうと思っているからに他ならないからです。
そして、患者さんの悩みや問題が大きければ大きいほど、重大であれば重大であるほど、患者さんのリサーチは本気度を増し、色々な情報を得ようとされます。
医院をラーメン屋さんに置き換えてみる
マーケティングを医院のこととしてとらえると、自分自身のことながら意外にもピンと来ないものです。(上の文章でピンと来たでしょうか?ピンと来ていなければ引き続きお付き合いください)
ここで、医院をラーメン屋さんに置き換えてみましょう。
そして先生自身は、今できるだけおいしい豚骨ラーメンを食べたいお客様側だとします。
さて、どのように行くお店を決めるでしょう?
上の例にあてはめれば
(1)行きつけのラーメン屋さん
(2)近くのラーメン屋さん
(3)豚骨専門のラーメン屋さん
(4)ネットの口コミ評価が高いラーメン屋さん
といったところでしょうか。
このとき(3)や(4)をもとに探す場合、ホームページではどういう情報が載っていたらそのラーメン屋さんに行く気になるでしょう?
麺やスープへのこだわり?
店内のきれいさ?
それとも店主の心意気?
どれを基準にするにしても、まずラーメン屋さんが発信している情報がなければ何も始まりませんよね。
歯科医院のホームページもそれと同じです。
何も情報が発信されていなければ、たとえ最高の技術や思想を持っている医院だったとしても、そのよさが伝わることはほぼないでしょう。
さらに、何かの機会に海外のどこかの国の首相を満足させるようなラーメン屋さんに案内しなくてはならない、となったらどうでしょうか。
それこそ血眼になってそのお店を探されることでしょう。それがすなわち患者さんです。
どうしてもこの歯をなんとかしたい、そういう気持ちでそれこそ血眼になって歯科医院を探されているのです。
その患者さんに対して、先生の医院のホームページは十分な情報が発信されているでしょうか? 今一度問い直してみていただければと思います。
自分の医院のホームページの情報で十分なのか、足りないのか? プロの判断が必要でしたらぜひ、ご連絡ください。
次回の記事ではどのように情報発信していけばいいかをご紹介させていただきますのでご覧いただけたらと思います。
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