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医院サイトのアクセスレポートの“データ”にはあまり意味がない

歯科医院様のウェブサイトの制作、運用をお手伝いしておりますサンクレイオ翼株式会社の稲垣と申します。

お仕事をご一緒させていただいている医院様のサイト運用でよくご相談いただく内容などをご紹介します。

今回のテーマは「医院サイトのアクセスレポートの“データ”にはあまり意味がない」です。

アクセスレポートの“データ”だけには意味がない

先生方は業者などから医院のウェブサイトのアクセスレポートを受け取っているでしょうか?
ウェブサイトを管理する業者から月に一回、アクセスレポートがメールで送られてくる、というのがよく聞くパターンです。

そのアクセスレポート、ご覧になられているでしょうか?

見ているか見ていないかというのが大事なわけではないのですが、先生方にお見せいただくレポートを見ると、“データ”をまとめただけのレポートがほとんどです。(もしくは「年末年始なのでアクセスが減るかもしれません」というような、申し訳程度に一般論を記載しただけのもの)

どういうことかと言うと、それは歯科医院で例えるならば、患者さんに説明なしでレントゲン写真だけを渡しているようなものです。

先生方は患者さんにレントゲン写真を渡して「さあどうするかご自身で考えてみてください」と言うことがあるでしょうか?

“データ”はあくまで”データ”でしかなく、それを分析し(読み解いて)、提案をする(最善の治療をする)から価値があるわけです。

“データ”はよく読み間違えられる

そして、データはよく読み間違えられます。

歯について少し詳しい患者さんが、先生に患者さん自身の知識をぶつけてくることはないでしょうか?そしてそれがかなりズレていることはないでしょうか?

わたし自分もウェブサイトの“データ”が読み間違えられることを山ほど見てきました。(10年以上のキャリアになるので、細かいものを含めれば数千回と言っても過言ではないと思います)

例えば『アクセス数が上がった』と喜んでいるクライアント。
分析するとそのアクセスはまったく狙っていない方たちが偶然見ただけで、ビジネスに直結するものではなかったりします。

『直帰率が上がった』と嘆いているクライアント。
分析するとブログからのアクセスが増えており、ブログで知識だけを求めている人が増えているため、どうしても直帰率が高くなってしまうというだけで、サイトが悪いわけではなかったりします。ブログのアクセスが上がっているという点ではむしろプラスだったり。

なので近日の新型コロナウイルスの報道を見ているときも、自分はウイルスについては素人側の人間なのだからデータに踊らされている可能性があるということを常に頭に入れながら、そして疑いながら、確からしい専門家を厳選して情報を得て、そのデータの推移を見ています。

そのアクセスレポートに頭は使われているか?

実は“データ”というものは誰でも集められます。誰でもと言うと語弊がありますが、やり方を教わればできますし、データを取るやり方に正解はあります。

ただし“データ”を読み解き、提案をするには知識や経験など、その人の力量が求められます。

先生のお手元にあるそのアクセスレポートは、その力量が発揮されたものでしょうか?

前職でよく上司から言われて、今でもしみついているのが「so what?」です。「だから何?」と。

データがあるだけではどうしようもないのです。データのその先に「これこれなのでこうした方がいいですよ、どう思いますか?」という提案があって初めて、先生方も決断ができるのだと思います。

先生自身がアクセスレポートのデータを読み込んで行く前に、まずその提案があるレポートなのかどうなのかを見てみるところが第一歩なのではないかと思います。

仮に現在お手元にお持ちのレポートに提案がないとしても、費用的にそこまでのサービスは提供できないという業者側の都合もあるかもしれません。そのあたりの事情はまた別の記事にてご紹介できればと思います。

この記事をご覧いただき、今のレポートに疑問が湧いた、という先生は、一度そのデータをお見せいただければと思います。

わたくしの経験からアドバイスできることをお伝えできればと思いますので、お気軽にご相談ください。

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