医療法人としてGoogle広告の本人確認を進めた際に困った件について

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2023.03.31

歯科医院のホームページ

医療法人としてGoogle広告の本人確認を進めた際に困った件について

Google広告の身元確認（本人確認）の流れが進んでいます。

今回の記事では、医療法人のクライアントさんの本人確認をお手伝いした際に起こったことをご紹介します。マニアックなことかとは思うのですが、必ず他にも困っている方がいると思うので記事にしてみた次第です。

本人確認の申請は問題なく承認完了

Google広告の身元確認（本人確認）の申請～審査完了までの手順

上の記事でご紹介した流れに沿って、本人確認が完了しまして、審査完了後に設定できる、ビジネスの「ロゴ」、「ビジネス名」をGoogle広告の管理画面で進めておりました。

この記事にたどり着いているということは当然ご存知だと思うのですが、「ロゴ」と「ビジネス名」についてはこちらのGoogle公式ヘルプ記事をご参照ください。

■ビジネス情報を追加して、検索広告をさらに有用にする
https://support.google.com/google-ads/answer/12834372?hl=ja

そのとき、事件は起こりました。

ビジネス名が「不承認」になった

申請した「ロゴ」と「ビジネス名」で、「ロゴ」の方は承認されたのですが、「ビジネス名」が不承認となりました。

通常、法人化されている医院さんの場合、医院名まで入れた名称は、

医療法人社団〇〇会　□□医院

となるかと思います。

ここでややこしいのが、本人確認時に申請をしたのは「医療法人社団〇〇会」としてであり、広告で使いたいのは「□□医院」の方である、ということです。

実際今回も、申請は提出した書類にのっとり「医療法人社団〇〇会」の組織名で申請していました。

本人確認時に申請した組織名と、広告で表示したいビジネス名の関係

本人確認時に準備する書類は、組織（医療法人社団）としては

会社設立証書または登録証明書
税務署からの書類の抜粋
納税証明書
DUNS ナンバー

のどれかが必要になります。

ここで記載されている組織名は、「医療法人社団〇〇会」だと思います。

本人確認の申請をGoogle広告の管理画面で進める際にも、この書類上での名称と一致した内容で申請する必要があるため、申請画面の入力項目でも「医療法人社団〇〇会」と入力するわけです。当然、本人確認は承認されます。

ただし、本人確認後に実際広告で「ビジネス名」のところに「医療法人社団〇〇会」と表示されたとしても、広告を閲覧した側としては

「え？□□医院のサイトじゃないの？」

や、もしくはよくわらかず、

「医療法人社団のサイトで医院のサイトじゃないのかな」

と思われてしまい、スルーされることが目に見えています。

そのため、Google広告の「ビジネス名」としては「□□医院」の方を登録・表示したいわけです。

ただし、「ビジネス名」は申請時（提出した書類）の組織名と一致する必要があり、「医療法人社団〇〇会」として申請し、「□□医院」のビジネス名で広告を出す、というのは不可能なのです。（申請しても不承認となってしまったのが今回のパターンでした）

Googleさんに問い合わせをしてみました

らちが明かないのでGoogleさんにも問い合わせをしてみました。

回答をざっくりまとめると以下です。

・身元確認の原則として、提出いただける書類と同じ組織名で身元確認を行っている
　⇒すなわち、上述のように提出書類が「医療法人社団〇〇会」なら「医療法人社団〇〇会」としての身元確認となる（当たり前と言えば当たり前）

・身元確認をした組織名で広告の「ビジネス名」を申請しなくてはならない

これではやはり意味がないので、追加で、

「医療法人社団〇〇会」として申請し、「医療法人社団〇〇会 □□医院」として広告を出せないか？と聞いたところ

・原則として申請時の組織名とGoogle広告のビジネス名は“完全一致”しなくてはならない

・そもそも完全一致の件でNGとはなるが、ビジネスの名前の規定上「医療法人社団〇〇会 □□医院」が12文字以内でなければならない。※ビジネス名が12文字より長い場合は「ビジネス名」の機能は現状使用できない
　ー参照URL：ビジネス情報の要件　https://support.google.com/adspolicy/answer/12499303?hl=ja
　　⇒「医療法人社団〇〇会 □□医院」としたい場合、どうやっても12文字以上になる。。。

とのことでした。