Blog

祝日じゃないです。月曜昼から仕事を放って競馬場でビュッフェを堪能してきた!

祝日じゃないです。月曜昼から仕事を放って競馬場でビュッフェを堪能してきた!

会社のホームページが一新され、「推しごと」を押し出している弊社ですが、その通り、それぞれに“推し”があるスタッフが多く在籍している。この「会社で遊べ」の企画もいわばそんなところに端を発し、スタッフの“推し”に会社がお金を出してくれるというスンポーだ。その企画にようやく自分の案が通った。

さて、「競馬」と聞いて「ギャンブル」と吐き捨てる方とは相容れないのですが――その側面があるのは承知している――それを生業にしている人が大勢いるスポーツであり、エンタメ。近年は「ウマ娘」の隆盛もあって、そちらからの新規流入も多い印象を肌で感じつつ、かれこれ観始めてから20年近く経っているが、まったく飽きない!ブラッドスポーツと言われる通り、自分が観始めた頃に活躍していた馬の、もはや孫たちが今の競馬を牽引している。父親や母親の代理戦争的なレースも頻繁にあって胸が熱くなる。

と、競馬の話をすると止まらなくなるのですが、今回競馬に関わるある企画が通ったので行ってきた。これまでにも会社の人を競馬場に連れて行ったことはあるのだが、今日行くところは少し趣旨が違う。なんなら、競馬は主目的ではない。

食べログにもちゃんと掲載されている「ダイアモンドターン」

「ダイアモンドターン」。大井競馬場にある競馬観戦型レストランで、ビュッフェを楽しみながら丸1日競馬を楽しめる指定席。1人6000円~と高額だが、レースが実施されている間(この日は14~21時)はずっと居ることができ、食事やデザート、ドリンクバーを楽しめる(アルコール類は別料金)。

存在はもちろん知っていたが、「高い」イメージが先行しており、ろくに調べもせず無縁だと思っていた(席代を払うくらいなら馬券を買いたいというのが競馬好きの思考回路)。そのダイアモンドターンに、「会社のお金」で「平日の昼間」から行ってきたわけだ(すでに背徳感がすごい)。

月曜の昼、業務時間内に競馬場へ行く背徳感!

今回のメンバーは、同じ編集チームの2人と経理担当者と自分を合わせて4人。この日の開場時間は13時50分。どうせ行くならがっつり!ということで14時に入場門集合に。午前中にリモートで仕事をさっとして、予定より15分ほど早く現着。だが、さらに15分早くほかの3人は到着していた(やる気を感じられてよき)。

最寄り駅である大井競馬場前駅(東京モノレール)から徒歩2~3分にある大井競馬場。入場門を早速くぐるが、何度も訪れたことのある自分と、1~2度来たことのある経理担当、今回が初めての女子2人でリアクションに差が出ておもしろい。

大井競馬場は通常平日の5日間開催。一部の開催を除いてナイターでの実施のため、仕事終わりのサラリーマンが夕方~夜早めに訪れて楽しむスタイルがポピュラーだ。この日は月曜で、しかも開門直後に訪れたのできっとガラガラだろうと思っていたが、思いのほか人がいてビックリ!まずは入場した北口からも近いパドック(レースに出る馬の下見所)に向かう。

平日なのに結構多くの人がいた

初心者2人は「かわいい!」「近い!」と大興奮。それぞれが“推し”の馬を見つけて、馬券を買ってみる。まずは基本スタイルの単勝(1着の馬を当てる)から。馬券代はもちろん自腹です。

まずはお試しで1レース

当たった・はずれたで一喜一憂しつつ、初めは1レースだけのつもりが、自然な流れでパドックに戻り2レース目を購入。当初はダイアモンドターンに直行のつもりだったが、やはり馬券を買うと夢中になってしまう。それでもキリがないのでダイアモンドターンへ移動する。

ダイアモンドターンがあるのは 北門からは一番遠くに位置する4号スタンドの中。現在は「ダイアモンドターンがあるスタンド」という感じで、そのほかはクローズしており、外観からは少し寂れた印象を受ける。

本題のダイアモンドターンへ!

案内に従ってエレベーターで4階へ。扉が開くと、目の前に“ダイアモンドターン”の光る文字。はやる気持ちを抑え、本ブログ用の写真をきちんと撮る。

受付を済ませたら自席へ。最前列・窓際の4人席。すでに満足度が高い。席に着くとコンシェルジュ的なおじ様(そんなたいそうなものではないが)が説明をしにやってくる。「ご利用は初めてですか?」と訊かれて、「はい」と答えたら少し驚かれたのが印象に残っている(リピーターが多いのかな?)。ビュッフェやドリンクバー、券売機の場所など一通りの案内を受け、早速調達へ。

たくさんの料理が並ぶ
甘いものも種類豊富

各々が食べたいものを食べたいだけ取る。これぞビュッフェ。規模的には、ホテルなどのそれと比べるとあれだが、品数も多く、9マスのプレートのイス取り合戦はそれなりに熾烈!この時は九州フェアをやっていたので、そのメニューにも注目しながらピックアップしていく。

自分なりにきれいに盛ってみた

時間にして16時前だっただろうか、朝昼を抜いてきたので本日1食目。ビュッフェに舌鼓を打ちながら、横目でレースを観戦する。

早くも夕焼け空。自席の正面からレースがスタート

およそ30分間隔でレースは始まるので、1~2レースほど食に集中したあとは、再び馬券購入に勤しむ。ここからはかなり個人プレーの様相が強かった。単勝や複勝といったシンプルな買い方は初心者2人もすぐに覚えたので、かわいい名前の馬を見つけたり、パドックの映像を見ながら推しを見つけたりして、自由に楽しむ。

この時した会話で印象的だったのが、「馬券に馬の写真を入れてほしい」というアイデア。推しの歌手がいるスタッフの言葉だが、馬名だけでは味気がない、記念に持って帰れるように写真があったら…とのことだった。たしかに「記念馬券」は、出資している馬がいるので自分もよく買う。そこに写真という発想はなかったので、なかなかに新鮮に感じた。

時間指定のメニューも(数に限りがあり焼うどんは食べそびれた)

その間もドリンクバーやデザート、時間指定で提供される限定メニューも楽しみ、自分たちの席でくつろぐ。

“ビュッフェといえば”なローストビーフも目の前でカット

そう、くつろげてしまうのだ。ゆえにダイアモンドターンに入場してからは、帰るまで誰一人外へ出なかった。もちろん外が寒いというのもあったが、この空間ですべてが事足りしてしまうから、外に出る理由がないのである。

お値段に見合ったリッチな雰囲気

終盤には全員の予想を合わせて共同馬券を購入。不発に終わったが、やりたいと思っていたので、1レースだけでもできてよかった。なお自分の馬券の成績は、いつも通り後半に行くにつれて熱くなり、自腹で席代を払えたな…と思うくらいは負けました。

共同購入馬券は不発、、、

すべてのレースが終わり、時間になったので退場。この時期らしく、きれいに飾り付けされたツリーのイルミネーション(ここにもウマ娘が!)を横目に見ながら、お開きと相成りました。

イルミネーションも有名な大井競馬場

1人6000円は決して安くないけど、昼食、おやつ、夕飯をカバーし、観戦場所をキープ(ゴールからは結構離れているが)、長時間居座れるということを考えれば、高くはないのかも。ほかの指定席と違って、ダイアモンドターン専用フロアなので混雑もしていないし、快適であることは間違いない。もう気持ち安ければうれしい(4000円くらいを希望)が、特別な機会に使うならアリかも。

この空間で一日ゆっくり競馬と飲食ができるなら6000円も安いかも…?

実際、入場直後には、企業向けの営業みたいなことをしているのを見かけた。会議や商談とは別の、もう少しフランクなクライアントとの交流をする場としては(競馬好きの人がいれば特に)うってつけかもしれない。自分自身もクライアントと競馬でがっつりご一緒することがあるので、機会があれば提案してみようかと思った。

入場時とはすっかり雰囲気が変わったゲートをくぐって競馬場をあとに
この記事を推す
LINEで送る
PAGE UP