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弟が洗車していた中古ベンツを見て、親から自分たちに受け継がれている血を感じる

弟が洗車していた中古ベンツを見て、親から自分たちに受け継がれている血を感じる

どうも!稲垣です。
免許は持ってますがペーパーゴールドです。

こだわり記事シリーズ、わたくしは5回目となります。

今回は、GWに実家の法事があったりで、上の子(3歳)とともに2人で実家に帰りまして、実家の家族が揃ったのですが、そのときに見かけた弟の車をご紹介します!

前に母から、弟が中古の黒ベンツを買ったらしい、と聞いており「お、、おう!(なかなかの趣味だな)」と、どんな車なのか身構えていたんですが、今回洗車していた車を見てみたら黒めのネイビーといった感じでこれはこれで雰囲気あっていいじゃん、と思える感じでした。

しかも正面から見るとベンツ!って感じでゴツいんですが、実はこういう感じのワゴンタイプ。(車について無知過ぎて、ググってみてワゴンタイプで合ってるんかな?くらいで書いているので、間違ってたら教えてください苦笑)

現代にはなくなってしまった、やや角ばったデザインも、あえて今いい感じとも言えるかなと。

個人的に、たまに読む雑誌Casa BRUTUSにもいい感じの旧車を紹介するコーナーがあって、こういう車がよく紹介されてまして、ああこういうのもアリだなあとも思っていたんですよね~

参考:Casa BRUTUS Chill CARS
https://casabrutus.com/categories/vehicle

とはいえ!今この車をセレクトするのが一般的かと言うと、そうは言い難いでしょう笑。弟に話を聞くと、車は20年前のモデル(30年前だったかも)で、ベンツとは言え昔の車なのでそれほどお高くないものの、維持費がかさみそう。

しかも、実家に置きっぱなしにしてあって月に一回くらいしか乗ってないと。それでもこの日、一回洗っただけでは満足していないらしく、もう一回丁寧に洗車して「まあこれできれいになったっしょ」と話していたほど。はたから見たら明らかにコスパは合ってないんですが、彼の中でコスパは完全に合ってるみたいなんです。

弟は、もともと音楽でも、例えばナンバーガールやブラッドサースティ・ブッチャーズなどの自分らの世代より少し上の世代の渋いバンドを知っていたり、高校3年生のときには「夏期講習の参加が必須なのが気に入らねえ」と言い出し、突然中退して大検を取って今は公務員をしていたりと、こだわりの片鱗はそこかしこに見せていたのであります。

それを思うと父も、車は自分が小中学生くらい?まで、日産サニーのクーペタイプに乗っており、それも確か20年以上乗っていたんですよね。

参考:スタイルの大切さを思い出させてくれる日産サニー・クーペ
https://www.asahi.com/and/article/20180604/153407/

当時、弟も含めて「なぜ今この時代にクーラーすらついていない車に乗り続けるのか」「窓開けるのに手動でくるくるしなくちゃいけないなんてありえん」と、ディスり続けても、父はなかなか車を買い替えなかったんですが、今思うと父が言っていた「この三角窓がいいんだ」「この車だと走ってる気がするんだよな」という言葉や、父の友達が「あの車売っちゃったの、もったいないね~」と言っていたのが異常なほど分かるというか、むしろ自分も今さらなんで買い替えてしまったのかと言いたくなるほどの気持ちになっているんですよね笑

弟のこだわり、そして父のこだわりも理解できる部分があり、今回いっしょに帰省した子どもも、弟が洗車をしている横で砂場で遊んでいたんですが、そのうち、車に寄ってきて触ったり(洗ってるのにすまんな笑)、携帯で写真を撮ったりして車に興味を持っていたので、同じようにクセのある人間になるのかなあとも思ったり。

子どもが携帯で撮っていた写真(タンクのところかな?)

もし自分が車を持つときが来たら、どんな車を選ぶんでしょうか。親や弟、そして子にも「悪くないじゃん」と言われるくらいの車にはしたいなあと思ってしまいます。

以上、稲垣でした。

記事の終わりに、弟きっかけで知った、ブラッドサースティ・ブッチャーズの名曲『7月』をはっておきますね。歌もギターも、お世辞にもうまいとは言えない(むしろ素人の自分でも下手と言える)んですが、なんでこんなにも心を動かされてしまうんでしょう。特にアウトロのギターが最高過ぎます~

あ、まだ5月でしたか。

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