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年齢半分のスタッフとカラオケに行ったら、笑えるほど気を使われて、気づいたこと
たまたま、若手2人が会社に残っていた。
「頑張ってるね、ご飯でも行く?」のお誘いに
「いえ、結構です」とは言わないタイプの2人だったので、ホッ。
食事中は、若手2人に対して、へぇ~、意外としっかりした考え方するんだ、と感心したり、「ウチの会社はなぁ~」的なお得意の説教をのたまいながら会話も弾んだ(ハズ)。
お酒の酔いに任せて「カラオケとか行ったりするの?」と聞いてみたら、「結構、いきますよ!」。
じゃあこの後ちょこっと(カラオケ)行く?と聞きながらも、自分が誘うと、強引になってないかなぁと心配したが、「ぜひ、ぜひ!」の返事に再び、ホッ。
で、カラオケなのだが、誘った本人(俺)も、たぶん3、4、5年ぶり。
いざ、始まってみると、まぁ歌えない歌えない。
歌いだし、どんなんだったっけ?の汗汗状態。
で、ふと、気づくと、平成生まれの二人が、TMネットワークの「Get Wild」とか歌ってる。
………あ“、オレ、気ぃ使われている……。
2人とも、かな~り昔の歌の選曲で頑張ってくれているのだった。
たぶん、僕の新曲、彼らの旧曲の境目は、星野源の『恋』(2016)、それでも7年前なんだね~。
社長でもわかる曲探しを!と、必死にタブレットとにらめっこする(僕より年齢が半分の)2人を眺めなら、そういえばこういうこと、何年も前にもあったなぁと思い出していた。
その時は、もう少し大人数でカラオケを楽しんでいた。
終電前の駆け込みなので、ひとり1番だけ歌ったら、途中にも関わらず強制終了!
うまく歌えなかったら、歌える人がマイクを奪い、歌いだす。
なかなかの無礼講で、ギャーギャー笑いながら盛り上がっていた。
自分の番が来て、当たり障りのない曲を歌っていた。
したら、なぜか、2番に突入。
あれ? 1番で強制終了では?と 思ってあたりを見回すと、みんな普通に盛り上がって(くれて)いる。
嗚呼、そら社長の自分が歌っているの、強制終了しにくいわな…。
で、自ら終了終了って言いながら、終わらせた。
で、何が言いたいかというと、自分では(勝手に)フレンドリーだ、気さくだ、と思っていても、もう存在自体が気を使わせる存在なんだってことを、時々、思い出す、思い出させてもらえるのは、良いことだなぁとシミジミと思う。
それはなぜか?
例えば、仕事上で何かしらアドバイスするにしても、自分の当たり前が、スタッフからしたら、「それはその立場(社長)だから通用するんですよ」っていつも思われているんだと自覚することで、ちゃんと立場とか関係なしに、本質的な意見を言えているのかは自問自答しておかなければ、裸の王様になりかねないからだ。
というか、裸の王様である、こと前提で発言しなきゃなぁと。
気がつくとYESマンばかりって、かなり危険な状態。
さりとて、気を使われているかも?と思って言いたいことが言えないのは本末転倒。
仕事だと、ことさら危機状況。なぜなら仕事って敬われるのが、目的でもないし、目標達成のために、身分・肩書の上下なんてないはずだからだ。
なので、そういう前提で接してくれるクライアントは仕事がやりやすい。
一方、こちらが発注(クライアント)する側だったとしても、ズバズバ忌憚なく意見してくれる外注さんは心強く頼もしい存在だ。
だいたい、立場や身分、肩書を気にして、違うと思っても自分の意見を発言しないなんて、なんのために仕事してるんだって話。
そして発言するからには、根拠も感想もしっかり述べるべきである。
例え、その意見が通ろうが通るまいが、関係なく。
通らないのは根拠が弱いからでしょ。トークが下手だからでしょ。
そういう悔しい思いをいっぱいして、成長していくものだから。
とはいえ、仕事上、そうも言えない状況が多分にあるのも事実。
なので、自社のなかでは、なるべく話しやすい環境づくりを心掛けているつもりだし、そうなって欲しいといつも願っている。
少なくとも僕の場合は「納得できません!」って、言うことをきかないスタッフが数名いるので、おもクソくそムカつくが、それはありがたいことだし、宝物である。
まぁ、向こうも「うるさいなぁ~」と思ってるんだろうけど。
重ね重ねいうが、意見を言い合える環境って、ムカつくけど、ありがたいものだ。