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歯科医院のブログ記事に見出しや目次はつけるべき?

歯科医院のブログ記事に見出しや目次はつけるべき?

何度か先生がたから同じ質問をされたので、今回はそのことを記事にしたいと思います。

熱心にブログを書いている先生がたからの質問で

「ブログって目次や見出しをつけた方がいいんですか?最近よくそういう記事を見るんですけど」

という内容です。

答えをシンプルにお伝えすると「記事による」ということになるのですが、少しご説明したいこともあるのでこの記事を書いております。

見出しや目次を入れることをすすめる業者がいる

冒頭の先生がたの質問は、弊社とは別の業者さんや営業さんからそう言われた、というパターンでした。

業者さんは「見出しや目次をつけるとSEOに効果がありますよ」と言ったそうです。さて、本当にそうでしょうか?

見出しや目次をつけただけでSEOに効果があるようなら、すべての記事がそうしますし、検索で上位に出てくる記事はすべてに見出しがついているはずではないでしょうか。

あくまで予想ですが、業者やセミナーでは先生たちにとって”わかりやすい””すぐできる”ことを伝えてきています。「ああ、わかった、見出しを入れればいいんだね」となる方がその場のコミュニケーションは圧倒的にスムーズなのです。学んだ気にもなります。あくまで”その場の”話ではありますが。

すべてのブログ記事に見出しや目次を入れればいいわけではない

さてここからがスムーズではない、まわりくどくて面倒な話です笑

「見出しや目次を入れることがSEOに効果がある」⇒△

「見出しや目次を入れることで(記事がよりよくなりユーザーにもプラスになれば)SEOに効果がある」⇒○

という話なのです。

例えば2~300文字の記事に見出しが必要か?と言われると、見出しを入れる方が冗長になりユーザビリティを損なった結果、SEOにマイナスになる場合もあるでしょう。Googleはあくまで、よりよい検索体験を提供するために日々ランキングを更新しているのであって、見出しが入っている記事を上にするわけではありません。

実際クライアントさんにも、たとえば1,000文字以上の記事に見出しを入れてなくても多くの記事で検索結果の上位を取っていらっしゃる医院さんもあります。先生自身で、歯科関連の情報の検索をしたときの検索結果上位にいる記事や、普段検索して上位に出てくる記事がどんなものか確認してみてはいかがでしょうか。

ユーザーがブログ記事を見たときにどう思うか、というSEO以外の視点を忘れていませんか?

加えて、忘れてはいけないのは、あくまで先生は「問い合わせをして欲しい」のであって「検索結果で上位を取ること(いわゆるSEO)」が目的ではないということです。

冒頭の先生がたは質問の際に「最近見出しが入ってて、最後の段落で”まとめ”がある記事をよく見るんだけど」ということをおっしゃっていました。具体的には「インプラントの記事ならインプラントとは?が書いてあって、その次に種類、料金、それで最後にまとめ、みたいな流れの記事が多いですよね」と。これはユーザーにとっても同じで、記事を読んでいて「よくある構成の記事だな」と思われていると考えていいと思います。さらに言えば「なんかビジネス臭のある記事だな」「また出たよ、この感じ」「本当に先生が書いているのかな」と思われる可能性すらあると思います。※特に若い世代になればなるほど敏感です

見出しや目次を入れて検索結果で上位が取れたとしても、記事を読んだときに上述したような感想を持たれてしまっては問い合わせされる確率は下がってしまうでしょう。ただ多くアクセスされるだけの記事があるのみになります。

あくまで記事を作ったときに「見出しがある方が読みやすいな」「目次がある方が親切だな」と感じたら見出しや目次を入れればいいのです。盲目的に「とにかく見出しを入れる!目次を入れる!」となってしまうのはまったく得策ではありません。思考停止している時点で読む方のことを考えた記事ではなく、SEOにもマイナスになっているはずなのです。

ユーザーが見たときに「問い合わせしたいな」と思ってもらえるブログ記事はどんなものなのか?考えながら、今執筆中のそのブログ記事を仕上げてみてはいかがでしょうか?

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