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バズ部主催のセミナー@ヒルトン東京にて、バズ部 石井穣さんが話していたこと

バズ部主催のコンテンツマーケティング実践会議2018に行ってまいりました。
ですので、その様子と、基調講演で話されていたバズ部 コンテンツマーケティング事業責任者である石井穣さんの講演の内容をメモしておければと思います。
バズ部と言えばこの界隈で知らない人はいないと思うので、バズ部の紹介はいらないですね。
コンテンツマーケティング実践会議の様子
バズ部もセミナーは開催したことはあれど、ここまで大掛かりなイベントは初めて的な話をしていたので、気になっていた方も多いんではなかろうかと思い、雰囲気もお伝えできればと。
※自分もセミナー内容うんぬんというよりは、バズ部がどんなことをしているのか気になって行ってみたところもあったので
開催場所はなんと新宿のヒルトン東京。(写真はヒルトン感ゼロだがロゴとかは入っている)

コンテンツマーケティングのいち企業がこういうところでセミナーをできるのか、とやや希望をもらった。(もっとおもしろいことしてて欲しい存在ではある)
ちなみに今回、クライアントからのご紹介で参加させていただいたが、参加費はこの界隈で考えるとお安くはなかった。まあ成果で回収できればよい。
受付はこんな感じ。


会場の椅子の数から雑に数えて、400人くらいは集まっていた。
パンフレットやグッズにもそれっぽさを感じる。(セミナーを受ける立場としては、個人的にはこんな部分はどうでもいいのだが、それっぽさが大事なところではある)


最初の基調講演開始前もそれっぽい雰囲気。(暗い。講演が始まってもほぼこの暗さで、手書きメモ派の自分にとって、メモがかなり書きにくかった。。)

で、1日に渡ってセミナーがあって、タイムテーブルはこんな感じ。

各時間のセミナーを聞いたが、やはり主催であるバズ部の講演が一番よかったので、個人的に気になった部分を抜粋にてご紹介。
バズ部 石井穣さん(株式会社ルーシー取締役)の講演内容
セミナー詳細はこんな感じ。(一番上がそう)

バズ部石井さんの講演は大きく分けると、
①コンバージョンを増やす
②集客を増やす
という内容で、②はバズ部で書いてあることも多いとのお話だったので、この記事でも①をボリューム多めでご紹介。
①コンバージョンを増やす
コンバージョンを増やす上で、
・潜在顧客のビジョン(未来像)を鮮明に描かせる
・できればビジョン(未来像)を引き上げる
ことが大事。
“未来像を描かせる”というのは具体的には、サイトの中で
「あなたのお悩みを解決するにはこれくらいの解決法のオプションがあって、あなたの場合この解決法でこうなるでしょう」
という情報を出し切ること。
それによって、実際にサービスを受けるときには、顧客の頭の中で
「私はこれからああいう風に(サイトで読んだように)なるんだよなあ」
と描かせる、ということ。
また、それを実績として、サービス提供者側のこれまで歩んだプロセスをしっかり伝えて、考え方の共有をできるとよい、とのことでした。
それを具体的にありありとサイト上で出しておけると、より理想的であると。(バズ部は数字も入れてそれをやっている)
石井さんが最近ハマっているサイト
上記を満たすサイトの中で、石井さんが最近一番ハマっているサイトは、こちらだそう。
サムネイルも出ないような、ある意味しょぼいページだが、読んでみるとなかなかおもしろいことがわかる。
http://www.aikeikai.jp/chala.htm
さあ、このページを読んでみていかがでした?
このページほどの情報量、書き方でコンテンツを発信できているでしょうか?
ここで次のキーワードである“確信”です。
サイトを使ってマーケティングをしている中で、
「なんとなくこのサイトいいなあ」
と思ってもらえることはできていても
「このサイトしかないわ」
と顧客が“確信”できる状態にできているかが大事であると。
当然と言えば当然ながら、そこまでシビアにユーザー感情の動きを見れているか、と思うとまだできることはあると思えるのではないだろうか。
顧客に“確信”を持たせる上で参考になるソース
顧客にその“確信”を持たせる上で重要なことは業界によって異なるので、コンサル会社のベイン・アンド・カンパニーがハーバード・ビジネス・レビューで出していた「30 Elements of Customer Value」が参考になる、とのこと。
https://hbr.org/2016/09/the-elements-of-value
ざっと見ても、
機能面で見て、時間短縮?種類の多さ?
感情面で見て、楽しさ?不安を取り除くこと?
など、イメージが湧きやすい項目がいくつもありますね。
あなたの顧客が気にすることは30のうちのどの項目でしょうか??
その情報がサイトコンテンツとして掲載されているでしょうか?
上記のような内容に加えて、石井さんが繰り返し“突き抜けたコンテンツを作れているかが大事”とおっしゃっていたのが印象的でした。
②集客を増やす
集客面はバズ部読んでね、という話が大前提でありつつ、個人的に気になったことの一部をメモ。
・バズ部ははてな広告を結構やっている
ーはてブからの拡散のために、とのこと(へー、そうだったんだ)
・検索(SEO)からの集客を意識する上では「緊急」と「重要」を意識する
ー“検索をしている”ということは、“何となく”ではなく、何か“緊急なこと”や“重要なこと”がある、と思っておくことが大事である
ー何気ない状況で検索しているのではなく、ニーズに駆られて検索しているはず、と見込んでおくことでコンテンツの見せ方、出す情報が変わる
とのことでした。二番目の内容はコンバージョンにも関わる話ですね。
というような感じでした!
全体的に一般論と言えば一般論だなとは思いつつも、もう一歩深みに入っていけ!と言われている感じ。
別に新しいことをやるのではなく、今までのことをもう一歩深いレベルでやってみろと。そう言われた気がしたセミナーでした。
まあこのセミナー内容って、同じことを言える人はいるんでしょうが、バズ部を読んでいるいちマーケッターとしては「これをやってりゃあ、あのサイトができ上がるわな」といった感じ。
セミナーで言っていることがしっかり自分のサイトに反映されているところに説得力がありました。
この一貫性がやっぱり大事。バズ部自体の、いい営業だなあと思いました。(ここまでいくのがとてつもなく大変というのは当然理解できるので)
まあヒルトンで華やかに、という感じでしたが、やってることは自体はかーーーーなり泥臭いなあと。嫌いじゃないし、究極的にはそれしかないんだけど。
石井さんのセミナー以外では、海外の話なども入ってきていて、バズ部も海外展開し始めているんだなあとにおわされました。(具体的に何をやっているのかは特に語られてなかったように思いますが、バズ部運営のルーシーのサイトとかにはあるのかな)
この業界の先の方を走っているバズ部が今後どのような展開をしていくのかも気になるところ。
最後のディスカッションの時間のときに、今は月間で100件くらいの問い合わせ、とか言ってましたかね。(ピーク時は150件ほどだったと)
あ、そう言えば、朝から夜までセミナーでしたが、軽食や飲み物などもヒルトン風な感じで出てきましたよ。(味は美味しかったけど量が少なく時間が短かったのが無念)
暗くて見えないけど、最後のディスカッション前の立食形式での軽いアルコールやドリンクとつまみのテーブルの様子でさようなら~
