Blog

広告で花火を打ち上げるのではなく、メディアで「資産」を作ろう

お客さんを集めるために、何をすれば良いか? 大手企業であれば、テレビCMを打つことも、大々的なキャンペーンを展開することも、有名タレントをキャラクターに起用することもできるだろう。でも、そんなことができるのは、日本の企業の中でもひと握りに過ぎない。

では、それができない場合はどうすれば良いか?

自分たちの仕事に自信があるからこそ、それを広く、大きくアピールしたい気持ちはわかる。そうして自分たちの作り出したものが世間に認められるかどうかを試したいという気持ちも。

では、例えば予算をやりくりし、協力者を集め、大々的なキャンペーンを一回だけ行なえたとする。それが成功すれば良いが、失敗…あるいは好評を得たが期待したほどのものではなかった場合、どうすれば良いか? 立て続けにキャンペーンを打てるほどの体力はない。

では、どうすれば良いのか? これという明確な答えを言うのは難しいが、「継続」することは力になると言えるのではないか。

大きな予算を使って打ち上げ花火を一発上げるのではなく、それを分散して継続的にアピールしていくことが、結局は商品の魅力を丁寧に伝えることになると思う。

継続するということは、その商品のことを考え続けるということだ。自分たちが誇りを持って扱うものの魅力をさまざまな角度から掘り下げ、それを毎回違う形でアピールすることもできるはずだ。

実はそれこそが大切な「資産」となる。

ウェブ検索でヒットし、既存・見込み顧客にも届き、社内の意思統一にも使えて、採用にも生きる可能性がある。しかもこれがずっと残り、蓄積されていくので「資産」と言えるのだ。

角度が変われば、それを見る方も変わっていく。結果、想定していたターゲットとは異なるところから需要を得ることがあるかもしれない。

自らが意思を持って継続し、魅力を発信し続けることで大切な「資産」を作っていく。このメディアも、我々の意思を示すものになればと思っている。

この記事を推す
LINEで送る
PAGE UP