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【映画宣伝の仕事とは?】初日舞台挨拶イベントに同行してみた
突然ですが、あなたは社内の隣のチームがどのような仕事をしているかご存じでしょうか?
なんとなくわかっているつもりだったり、実はあまり知らないという場合もあるのではないでしょうか。
実際、自分自身も映画宣伝チームの隣で働いており、業務の中でウェブまわりでいっしょに動いていたり、現場のイベントに参加者として参加したりしたことがありつつも、どのように現場で動いているのかまでは知りませんでした。
なので今回は、弊社(サンクレイオ翼)の仕事を発信していく動きをしている中で、ウェブチームのわたくし稲垣と、その現場を撮影するカメラマンとしてainaiが、弊社の映画宣伝チーム ブラウニーの仕事の理解の一環として、イベントに同行してきました!
普段社内ではわいわいと仕事をしている雰囲気のブラウニーチームは、現場ではどのような仕事をしているのか。
「映画宣伝の仕事ってどんな仕事なのか知りたい!」という方にも、その一部ではありますがご参考になればと思います!
今回同行したイベント
今回同行したのは映画『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の初日舞台挨拶イベント@新宿バルト9。
往年の名作アニメの4Kリマスター。
舞台挨拶には監督の山賀博之さん、主人公シロツグ役の森本レオさん、プロデューサーの渡辺繁さんが登壇されました。
発表から35年の時を経ての4Kリマスター上映は、登壇された制作陣のトーク内容や集まったファンの方々からも熱量を感じまくりましたが、今回の記事のメインはそこではありません。
その裏で弊社の映画宣伝チームがどのように動いていたのか(そしてわたくしが多少なり何を手伝ったのか)をご紹介してまいります。
現場入り&準備
イベントは18:30スタートのところ、自分たちは17時に現地入り。
現場です!シアターに入る前の、ポスタービジュアルがずらりと並ぶロビー的な空間。
写真も撮ったりしながら。
今回は舞台挨拶の取材をするマスコミの受付をするため、まずは受付づくりから。
そして本日の流れを改めて山下さんから聞きつつ。
ドタバタする前に、メディア配布用の資料セットを準備です!
これに今日のイベントの流れなどがまとまっています。
弊社で仕切るマスコミ受付の隣には関係者受付もありまして、配給のバンダイナムコフィルムワークスの方が対応されておりました!
メディアの受付対応
準備が終わると、早速メディアの方がいらっしゃいました!
メディアの種類によって案内場所が変わるため、名刺をいただき事前に作成してあるリストと照らし合わせて確認し、案内していきます。
今回は写真を撮る「スチール」の方と、動画を撮る「ムービー」の方がいらっしゃいました。数では20程度のメディアの方が入っていましたが、作品によってはこれの何倍にもなるときもあるとのこと。
ブラウニーのスタッフは、メディアの対応をしつつ、会場の新宿バルト9のスタッフさんとも馴れた感じでやりとりをしていました。
(ブラウニーの中で新宿バルト9でのイベントが一番多いとのことで、いつもありがとうございます。バルト9さん!!!)
カメラマンのホワイトバランス調整
次は、シアター内に入って、一般のメディアが入る前に、オフィシャルカメラマンの対応をしました。
業界的に「オフィシャル」と言われる素材がありまして、取材に来られなかったメディアに提供し、記事などを作成する際に使っていただくものです。
それをオフィシャルカメラマンにいい感じに撮ってもらいます!
そのため現場では「ホワイト」と言われるのですが、カメラのホワイトバランスを合わせて露出チェックをしていきます。
登壇者の肌の色味を調整するもので、実際に本番で使うパネルを出して確認します。スチール、ムービー共にプロの人たちだけに、少々語気が荒くなり緊張感が増しました。
多数のメディアに出すものなので、細部まで気配りがされているんですね~
メディアへの取材要項配り
先ほど作ったメディア向けのセットを、待機中のメディアの方々に配っていきます。
メディアの待機場所はこんな感じ。業界感あります。
セットを配りつつ、ご案内。声の大きさやハキハキした態度が大事です!
本番が近くなると、突発的な対応や確認事項のために各所走り回る機会が増えます。
メディアの方をシアター内へ誘導。
わたくしもホワイト役に
そしてわたくしもホワイト役に。
だいたいのメディアの方はこの時点でシアター内に入っています。
カメラの調整を進めつつ、ブラウニー山下さんがメディア向けに本日の進行を改めてアナウンス。
本番前の緊張感はもちろんのこと、媒体さんからの(僕が聞いていて結構ハラハラするような)質問などに関しても、イベント馴れしているしているブラウニーの面々は落ち着いていました。
そしていよいよ本番!
メディア対応が終わると、次に新宿バルト9スタッフさんが観客の方々を続々とシアター内へ案内し、いよいよ舞台挨拶本番スタートです!(ちなみにさすが『王立宇宙軍 オネアミスの翼』とブラウニーのパブリシティの効果もあり!?満員御礼!!!ありがとうございます!)
わたくしは裏導線を使って会場横のスペースに。
自分の視点からはこんな感じ。※ブラウニースタッフの面々はこの場所のさらに内側にいます
ブラウニーのスタッフは、イベント本番中も連絡を頻繁に取り合っていました。
登壇者がトークイベントをし、メディアに撮影され、無事イベント終了!
トークでは、制作当時の裏話として「異世界の話だからコップの形ひとつにもこだわった」と話されていて作品の細部までこだわりと熱量を感じましたし、これだけのファンの方が集まるのも納得でした。そして音楽好きの自分としては4Kになったことで音質も改善している(正確には「音響の再現度が上がっている」とおっしゃってました)という話が興味深く、他の作品でも4Kを体験してみたくなりました! ※4Kは画質がよくなるだけだと思っていました。。
さて話を戻しまして、ここから本編の上映となりますがメディア関係者がシアター内にいるのはここまで。
ブラウニースタッフがメディアを退場させる(業界用語では「はける」)誘導をしていきます。
今回、話が盛り上がって舞台挨拶イベントは時間がやや延長しましたが、ブラウニーのスムーズな誘導で挽回し、問題なく上映ができたようでした!
再度受付で集合し、イベント後の動きを確認です!
初日舞台挨拶イベントの流れをまとめると・・・
弊社の宣伝チームで対応した部分をざっくりまとめますと、
・現場入り
↓
・受付、資料準備
↓
・メディアの受付対応、整理
↓
・オフィシャルカメラ調整
↓
・メディアへの資料配布、案内(スチール、ムービーそれぞれ)
↓
・メディアのカメラ調整
↓
・イベントの流れの再アナウンス
↓
・本番前の最終確認をして本番!
↓
・メディアをはけさせる(業界用語使いました笑)ための案内
↓
・本番後の動きを確認し、受付まわり片付けをして終了!
という流れでした!
初日舞台挨拶イベントに同行してみて・・・
自分自身、制作側や出演者のトークを聞きたくて初日のイベントに行くことはときどきあったんですが、裏側ではこういう努力がなされていたんですね~。当日のみを切り取っていますが、事前に決めることも多々ありそう。
イベント後は各メディアのライターさんがそのままロビーの席で記事を書き始める記者さんもいて、記事がどんどんアップされ始めるとのこと。(スピードすごい)
自分的には片付けが終わったら「初日お疲れさまでした!」的な感じで打ち上げでも行くのかなと思っていたらそんなことはなく、ここからオフィシャル素材のやりとりや、メディアで記事にする際の事実確認等の対応などをするそうです。
翌日の朝刊でも掲載されるのか、、ドキドキです!!!
メディアに掲載されるためにこのスピード感で対応していることに頭が下がります!
宣伝の仕事はメディアに露出し伝えていくものなので、重要な業務ですね。
初日舞台挨拶イベント、怒涛のスピードで進んでいく中、テキパキと働くブラウニースタッフの新たな一面を垣間見られる現場でした!
この記事を読んでもし「ブラウニーで仕事をしてみたい!」と思われた方がいらっしゃれば、まずは募集ページをぜひご覧ください!ご応募お待ちしております!