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映画学校ニューシネマワークショップ(NCW)でブラウニーの映画宣伝のお仕事についてお話ししたら、主宰の武藤起一さんと盛り上がってしまいました!

映画学校ニューシネマワークショップ(NCW)でブラウニーの映画宣伝のお仕事についてお話ししたら、主宰の武藤起一さんと盛り上がってしまいました!

先日、弊社映画宣伝チーム ブラウニーのメンバーである橋本と山下が、ニューシネマワークショップ(NCW)さんにて求人募集を兼ねつつ、映画宣伝の仕事について話す機会をいただきました。

そのときの様子を今回の記事でご紹介できればと思います!

ニューシネマワークショップ(NCW)とは

映画学校NCWには、監督・脚本等を目指す「映画クリエイターコース」と、配給・宣伝等を目指す「映画ディストリビューターコース」があります。

1997年のスタートから2022年で26年目を迎え、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』の今泉力哉監督や『宇宙兄弟』の森義隆監督、最近ではテレビドラマ『silent』脚本の生方美久さんなど、日本映画界やドラマ業界を支えるほどになられた方も輩出しています。

https://www.ncws.co.jp/

今回ブラウニーは2回目となる、映画ディストリビューターコース[アドバンス]を受講されている方々とお話をさせていただく機会をいただきました。

https://www.ncws.co.jp/course/distributor-advance.html

実は弊社のスタッフにも、NCWに通っていたスタッフが多く在籍しています。
映画宣伝・ブラウニーのスタッフはもちろん映画媒体の編集スタッフ(ファクトリアル部)でも、卒業後にNCWといい関係を続けさせていただいています(ありがとうございます!)。

NCW主宰 武藤起一さんと弊社映画宣伝チームスタッフとのやりとり

まず、弊社の映画宣伝部署が求人募集をしている旨を告知をした後に、NCWのコース受講生の方々からの簡単な質疑応答、そしてNCW主宰の武藤さんとのお話になりました。

そのやりとりの一部をご紹介します。

■武藤さん
「橋本さん、今回は、NCWの先輩としてみなさんに声をかけていただきありがとうございます」

■橋本
「いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます」

■武藤さん
「橋本さんには、受講生のみんなに、どんな人が映画業界に向いているのかを少し話してもらえればと思うのですが」

■橋本
「武藤さんや小野さんとは卒業後も、何度かお話しさせていただく機会があったので、ご存じかと思うのですが、実は、わたしはNCWに通い始めた時は映画についてそこまで詳しかったわけじゃないんです。自分的には『(自分の好きな)映画を売りたい!』っていう気持ちが強くて、この(映画)業界に入ってきて、今も続いている感じです。

なので、こと映画宣伝で言うと『映画業界に触れていたい』という気持ちもあるかもしれませんが、まずは、『映画を売りたい!』の想いが大切ですね。

あと私自身、ようやくパブリシティだけでなく予告などにも自分の案をパブリシストとして意見が言える作品も多くなってきたので、さらに宣伝が楽しくなってきました。
そういう意味では、『新しいことをやってみたい!』という好奇心がこの仕事を続ける上でも大事です。

私としては、NCWで勉強をして映画業界で働きたいと思っている方々と、いっしょに映画業界を盛り上げていければと思っています」

■武藤さん
「ちなみに橋本さん、NCWを卒業してブラウニー(弊社の映画宣伝チームのこと)でもう8年だよね。今は、ブラウニーの部長で、宣伝チームを仕切っていて、ついこないだ卒業したと思ったけど、隔世の感があるね。これまで映画宣伝の仕事を続けてこれた原動力って何かあるの?」

■橋本
「どうなんでしょう。いまは、自分が映画業界に入る前の3倍くらいの早さで月日が流れているように感じるので、時間の意識はあまりしないようにしているのが正直なところです(笑)。

わたしは比較的どんな作品でも好きな作品になって、売りたい作品を増えていったので、積極的にブラウニーで興味のある作品、ジャンルを担当できるようになりたいから頑張れるタイプみたいなので、まずは「次はわたしの手であの作品が売りたい」という目標があり、そのために「だからここまではがんばろう」という具体的な行動が伴っていき、それがドンドン続いてここまでやって来れたのかなと思っています」

■武藤さん
「なるほど。宣伝したい作品ってたとえばどんな作品があったの?」

■橋本
「わたしがNCWに通っていたころは、邦画で漫画原作の女子高生とかが出てくるようなキラキラした作品が好きだし宣伝してみたかったんです。

でも、ブラウニーに入った当時は、洋画や単館系の邦画の作品が多かったんです。。

そんなとき、たまたまアニメの作品の相談がありまして、ブラウニーのメンバーは誰もアニメに強くなかったので、だったら私がやってみたいと思ってやり始めたら「アニメっておもしろい!」となりました。それまで正直アニメは全然知らず、縁のない世界だなって思ってたんですが(笑)。

そのまま劇場版やTVアニメの作品を担当させていただき、ずっと大きい作品にも挑戦したいと思っていたところ、チャンスがあり『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の宣伝に関わることができました。それは本当に嬉しかったですね」

■武藤さん
「今ではブラウニーはアニメ作品が強い印象があるけど、最初はアニメが強い人がいなかったんだね」

■橋本
「そうなんです。そういう意味ではアニメを自分で担当できたのは、幸運だったのかもしれません。そのあたりからご縁があって、今は「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」シリーズの特撮の仕事をやらせていただいて、今度は『特撮、面白い!』になりました(笑)。

「特撮作品を絶対やりたい」の気持ちで頑張っていたら、「橋本は特撮に強い」と思っている宣伝プロデューサーの方と出会えたりして、2023年はすでに3本宣伝する特撮作品が決まっています。ありがたいですね。ただ、ここで満足することなく怪獣映画や「ウルトラマン」シリーズ、ご当地ヒーローなど含めていろんな特撮をやってみたいです」

■武藤さん
「そういうキャラづけができると、そういう仕事が舞い込んでくると」

■橋本
「そうですね!うまくキャラづけできて、成果を出し続けると『この作品の宣伝をやってそう』と言われたり、ついには宣伝してない作品なのに『橋本さん宣伝してる?』と電話がかかってきたりするようになりました(笑)。

ただ、私としては、自分の担当する宣伝作品だけに興味があるわけではないので、媒体の方々とは全般にアンテナを張り巡らせているので、(ブラウニーと)関係ないアイドルやTVドラマ作品でも(話が)盛り上がったりします。でも今はある意味、自分の仕事のルーティンは「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」シリーズで回っているといっても言い過ぎじゃないかも(笑)」

■武藤さん
「アニメの次は特撮、、、実際に宣伝をやってみるとどんどん新しくやりたいものが出てきたわけだ」

■橋本
「はい。本当に最初はアニメのことも全然知らなかったんです。『犬王』の湯浅監督の作品をいくつか宣伝を担当させていただき、監督のことも勉強しましたし、声優さんのことも詳しくなりました」

■武藤さん
「やっぱりこれは天職だったわけね」

■橋本
「そうかもしれませんね! 自分で言うのも変ですけど(笑)」

■武藤さん
「あとはせっかくなので山下さんからもお話をお伺いできますか? 山下さんはこの業界に長年いらっしゃると思うので」

■山下
「ありがとうございます!長いだけ、のような気もするのですが(苦笑)。

先ほどの橋本からもあったように、当初はアニメとか特撮ってブラウニーにとって未知の世界でした。ウチのスタッフは、元々映画好きの子が多いんですけど、仕事を介して自分の好みとは違う作品を宣伝したら、新しい出会いがあったりとか。

“映画ファン”で終わっていたら、その世界は知らなかったかもしれないんですけど、自分たちが宣伝をする、仕事にするということで、勉強していたらいつの間にかハマって、宣伝している間に楽しくなっちゃって、次の仕事に繋がっていく、そういう感じが多いですし、橋本とも理想だよねって話をしています」

■武藤さん
「なるほど。いいお話ですね。あとはコロナでここ2~3年大変だったと思うけど、今やっと正常に戻りつつある状況じゃないですか。そうすると映画宣伝のみならず業界全体ももっと頑張っていこう!という感じになってますか」

■橋本
「そうですね、映画業界としても前の感じが戻ってきて、特に洋画の公開本数がかなり増えているなあと感じます。

配給会社や媒体の方々も一時期海外に行ってなかったのが最近また『海外行ってきます~』とお話を耳にするようになりました。業界としてもこれからもっと盛り上げたいので映画好きな人ほど映画業界に入って欲しいと思いますし、私自身も1本でも多く映画を観て盛り上げていきたいと思ってます!」

■武藤さん
「わかりました!正直、橋本さんがこんなにがんばると思ってなかったのでそれは素晴らしいことだよね」

■橋本
「ありがとうございます!そうですね、NCWに通っていたときは、私自身、全然おとなしかったと思うので(苦笑)あ、そういえば2022年の11月は『窓辺にて』をブラウニーで宣伝させていただきました!」

■武藤さん
「ウチ(NCW)のOBの今泉力哉監督の作品だね。すごくグレートな存在になっちゃったよね。彼も、実はこんなにビッグな監督になるとは思ってなかったんだけど(笑)」

■橋本
「作品の評判もすごくよかったです!」

■武藤さん
「そうか、それは良かった。本日はどうもありがとう」

■ブラウニー一同
「こちらこそ、ありがとうございました」

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