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茶芯、クロムエクセル、ハンドメイド…品質と心意気に酔える革靴に出会えたら

茶芯、クロムエクセル、ハンドメイド…品質と心意気に酔える革靴に出会えたら

「仕事ほどほど趣味ホンキ! 僕らのこだわリズム」の連載がスタートしました。サンクレイオ翼メンバーのこだわりのモノやコトを紹介していきます。

今回は第1回目ということで弊社社長、栗尾のこだわりアイテムを紹介します。

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【FERNAND LEATHER/フェルナンドレザー】 Middle English Black

町田にあるショップで出会ったのが初めて。不格好だが、なかなか味のある靴だなぁと思いつつ試着したところ、土踏まずのところがボコっと盛り上がっていて、なんとも言えない違和感。店員さん曰く、このボコっと盛り上がったところは、履いていくと自分の足に馴染んでいくのだとか。

革製品が馴染んでいくというのは、よく聞く話。

だが、この靴ほど、履いた瞬間に、「ああ、確かにコレは馴染んでいきそうだわ」と実感したことはなかった。

それほどに、心地よく、蕩けるほどの違和感……これが、フェルナンドレザー ミドルイングリッシュのファーストインプレッションだった。

※蕩ける理由は後日、判明。

ただ、この時は購入には至らなかった。

サイズが違うのだ。

店頭にあったのがUS8.0、26cm。

少しぶかぶかだが、履けなくはない。

僕のサイズは、馬鹿の大足、間抜けの小足、の小足の方で、US7.5、25.5cm。

けど、この手の馴染んでいく系の靴はキツめの方が絶対良いに決まっている。

絶対に、だ!

靴と女(男?)は妥協する事なかれ!!

僕は知らなかったのだが、結構、有名な靴らしいので、ネットで探せばなんとかなるだろう~、と甘く考えていた。

しかし、まぁ~難航すること、難航すること。

ネット上では、(このサイズは)ほぼ完売状態。

実店舗で話を聞いてみても、入荷時期未定…。

ブラウンならかろうじて見つかったが、フェルナンドレザー ミドルイングリッシュは黒が絶対良いのだ!

革のむき出し部分から覗く茶色が、味わい深くてたまらない。

いわゆる茶芯ってやつで、擦れたり、傷ついたりすると、黒革の部分から、茶色がチラチラと覗いてくる、想像するだけで垂涎モノの愛い奴なのだ。

そして、調べていくうちに、試着時の蕩ける原因も判明。

革自体がホーウィン社のクロムエクセルレザーという代物で、牛脂、蜜蝋など4種類以上のオイルをたっぷり染み込ませた、知る人ぞ知る極上の皮革なのだ。

履いた時、新品ならではのゴワゴワ感がありながらも、しなやかな柔らかさを感じたのは、それが理由だったのね。

そしてフェルナンドレザー社についても、わかったことがある。

実はオーロラシューズという人気靴のOEMを請け負っていたミシガン州の((スティーブ・)フェルナンドさんが、大量生産故に工程を短縮したりするオーロラ側の靴づくりの姿勢に納得いかず、オリャー!と独立したのがフェルナンドレザー誕生のきっかけ。

そのため、フェルナンドレザーはひとつひとつハンドメイドで作られるとのこと。

この辺りのこだわりっぷりが、そそるじゃありませんか!

手に入らない希少性も納得の一品だ。

で、いよいよ見つけました、メルカリで。

値段はさほど下がっていませんでしたが、知れば知るほど、欲しくなっていた一品に躊躇なし。

ようやく手に入れたフェルナンドレザー ミドルイングリッシュの黒です。

土踏まずのポコっを噛み(踏み)しめながら、存分に履きつぶしてやりますよ!

【著者プロフィール】
栗尾 知幸

役職|代表取締役社長
部署|管理部
好きな映画|ザ・エージェント

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