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【判別】あなたのGoogleアナリティクスはGA4のプロパティが自動生成される？されない？
Googleアナリティクスを使用されている方には、先週末ごろにGoogleから「まもなく Google アナリティクス 4 が自動設定されます」というタイトルのメールを受け取った方がほとんどかと思います。
一方で、あまり周知がされていないせいか、そもそもどういうアカウントがGA4のプロパティ自動生成の対象になるのかわからない、自動生成されるとしてもどう自動生成されるのかわからない、といった状況にあると思ったのでこの記事を書いています。（かくいうわたくしも同じ状況なので調べていました）
ということで、今回はどういうアカウントがGA4のプロパティ自動生成の対象になるのか、という部分についてご紹介します。記事中の問いに対して、YES/NOで答えていくとあなたのGoogleアナリティクスが自動生成の対象かどうかがわかるようにしてみました。
参照したのはこちらのGoogleの公式ヘルプです。
■[UA→GA4] 自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティについてhttps://support.google.com/analytics/answer/12938611
※UA＝ユニバーサルアナリティクスです
※可能な限り詳細に記載しておりますが、記事内容の一部に曖昧な部分があります。もしお分かりの方がいらっしゃいましたらぜひご教示いただけますと幸いです
※2/20に再度確認したところ、ヘルプ記事が更新されていたので内容を更新してあります
そもそもGA4プロパティ自動生成の対象外のアカウント
まずはそもそもユニバーサルアナリティクス360（有料版のユニバーサルアナリティクス）のアカウントをお使いの場合、自動生成の対象外となります。（全体で言えばほとんどの方はあてはまらないのではないかと思います）
これにあてはまらない方は以下の質問に進んでください。
質問①2/28までにGA4自動生成を止める（オプトアウト）設定をするか？
こちらの記事でも紹介しましたが、今回のプロパティ自動生成は止めることができます。
設定をした場合は当然、自動生成は止まります。
自動生成を止める（オプトアウトの）設定をしない場合は次の質問に進んでください。
質問②GA4の作成と基本設定を済ませたか？
ここからはGoogleが出している公式のヘルプ（冒頭でも出した記事）を読み込んでもやや曖昧で、界隈でも「どうなるんだ」という声が出ています。
A：基本設定を済ませている場合
自動生成はされない、はずなのですが、設定を済ませていてもユニバーサルアナリティクスの上部には以下のような表示が出ているかと思います。
この表示が出ているため「結局自動生成されるのでは？」というのが予想です。界隈のみなさまも「どうなるの？」「いろいろなパターンでプロパティを持っておき、期日を迎え、検証する」という状況な気がしています。
ちなみに「基本設定を済ませている」という定義は、おそらく「UAと接続済み」かつ「設定アシスタントのすべてのステップを完了のステータスにしている」ということなのではないかと思うのですが。（曖昧ですみません！）
と、記事公開当初書いておりましたが、最新のヘルプ記事によると、設定アシスタントでそれぞれの設定を
すべて完了としてマークすると、オプトアウトした場合と同じ効果が得られます。
※Google公式ヘルプより引用
と記載されています。ステップをすべて完了にしていれば自動生成は止まる（オプトアウトしたことと同じになる）ようです。
B：GA4のプロパティを作ってない
GA4のプロパティ自体を作っていない（ユニバーサルアナリティクスのみしか使っていない）場合、それは当然、プロパティ自動生成の対象となります。
C：GA4のプロパティは作ってあるが、設定はすべて完了していない
この場合、さらに2パターンに分かれますので次の質問に進んでください。
質問③新たに作ったGA4プロパティをユニバーサルアナリティクスと接続してあるか？
A：GA4プロパティがユニバーサルアナリティクスと接続してある場合
「設定アシスタント」で「完了」にしていないステップは自動移行の処理がされます。
※接続してあるGA4プロパティとは別に、新しくGA4プロパティが作成されることはありません
GA4 プロパティを作成済みで、そのプロパティがユニバーサル アナリティクス プロパティに接続されている場合、オプトアウトしない限り、GA4 プロパティで完了としてマークされていない設定（目標、オーディエンスなど）がユニバーサル アナリティクス プロパティからコピーされます。
※Google公式ヘルプより引用
完了していないステップという言葉の定義は、「自分で設定が完了したと認識しているもの」ではないという点が注意です。以下で確認していきましょう。
GA4プロパティの設定アシスタント（GA4の「管理」⇒「プロパティ」の中にあります）を開くと以下のような表示があります。
この画像で、「0/12個が完了としてマーク済み」とありますが、この下に表示されている「データの収集」からはじまる12個の項目をクリックし、右の矢印マークを押し「完了とする」を押さない限りはステップ完了とはなりません。
完了とされていないステップは自動移行処理の対象となるため、自分で設定が完了していると思っていても、自動移行されてしまいます。
対応としては、自動生成処理の対象としたくない部分は設定をしていなくても完了とする、もしくは自動生成をまるまるオプトアウトするのどちらかです。一部が手動設定、一部が自動移行された設定となると管理が面倒になるそうなので、自動生成をオプトアウトする、というのが推奨なのではないかと思います。
B：GA4プロパティがユニバーサルアナリティクスと接続してない場合
接続していない場合は、GA4のプロパティ自動生成の対象となります。
おそらく、最終的に自動生成が完了すると、
A：ユニバーサルアナリティクスのプロパティ
B：手動で作成したGA4プロパティ（ユニバーサルアナリティクスと未接続）
C：自動生成されたGA4プロパティ（ユニバーサルアナリティクスと接続済み）
という3つのプロパティが並ぶ形になるかと思います。
BとCがどういう状態で共存するのかは謎な部分が多いように思うので、ここはもう少しGoogleからアナウンスが欲しい気がしています。
GA4に詳しい小川卓さんもGA4とユニバーサルアナリティクスを接続してある場合としていない場合について、こんなことを書かれていました。
これらを画像一枚にまとめると・・・
こんな感じになるのではないでしょうか。YES/NOでわかるようにしてみました。
ぜひあなたのGoogleアナリティクスの状況の把握にお役立てください！
ということで・・・
美しくすべてが「こうなります！」とは誰もわかっていないのではないでしょうか。
もし上述の中で間違った記載がある場合、ご指摘いただけますと大変ありがたいです。修正し、正しい情報をシェアできるように努めます。
弊社でもパターンを想定しつつ、個人で持っているサイトなども駆使して検証していく形になる見込みです。
弊社ではGA4について、月に5社様限定でZoomでの30分無料相談を行っております。疑問などがありましたらこちらからお気軽にお問い合わせいただければと思います。
