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思い入れと自信のある治療法の記事への反応がイマイチ。そんなとき、どうすればいい? 歯科医師の先生方が知っておくべきマーケティングの基礎知識(その7)
前回の記事では、記事を使った長期視点のコンテンツマーケティングについてご紹介しました。
記事を作りながらホームページを運用していき、先生がホームページ内の各ページのアクセス数やアクセスレポートを見ていらっしゃるときに
「このページをもっと患者さんに見て欲しいのにな」
とか、逆に
「なんでこんなページがたくさん見られているんだろう」
と思ったことはないでしょうか?
そのようなことが起こっているとき、弊社ではどのようなアプローチをするかをこの記事でご紹介できればと思います。
先生が伝えたいこと=患者さんが知りたいことではありません!
弊社ではアクセス解析のデータをもとにして、
「○○○という治療法について書いた記事の反応がよかったので、もう少し掘り下げて書いてみましょう」
だったり、逆に、
「うーん、医院が取り入れた最新の治療器具に関しての記事は残念ですが、反応が薄いですね。他の記事に注力しましょう」
という提案をします。
ここでの“反応”というのは“数”だけではなく、
「この記事はアクセス数が少ないですが、1回来た人がじっくり読んでくれていますし、そのあと他のページも読んでいるようですよ」
というように、記事の“質”も加味します。(アクセス解析を細かくすることで質まで理解しやすくなります)
そうすることで、患者さんにとって、ブログの記事をより有意義なものに改善していくのです。
反応が悪い、ということを素直に受け入れて改善する姿勢を持つ
先ほどの最新の治療器具の例のように、思い入れのある記事の反応が悪いと、落ち込まれる先生も多いです。「読む人はわかってないな~」というようなことをおっしゃる先生もいらっしゃったり。
ただし、成果を出すためには、反応が悪かった、ということを素直に受け入れる必要があります。先生の書きたい、伝えたい内容は、患者さんの知りたいことではない可能性があるのです。
ショックかもしれませんが、それを知ることが重要です。
それを知ったとき、私たちからの改善案として、例えば記事の切り口を変えることを提案します。
思い入れのある治療器具。器具の何を伝えたら患者さんに響くか?
例えば、治療器具の性能や最新性を説明したとしても、患者さんにはチンプンカンプンです。それはあくまで今までの器具を知っているという前提があっての理解になるためです。
また、どれぐらい効果があるのかを説明しても、治療を受けたことがない患者さんには、未知のものですので、ピンときません。
とかく、理解している側(先生)は性能やスペックを語るものですが、受け手(患者)にはよくわからないことが多いのです。
そんなとき私たちは、その治療器具を導入しようと思ったきっかけや、その理由、患者さんへの想いを書いてもらうようにしています。
具体的には
「この治療器具で、今までやりたくてもできなかった治療に取り組めることになります。私自身がずっと探し求めていたものでもあり、それは患者さんにとっても必ず役に立つはずなんです!」
というような“熱い想い”が響くのです。
語弊のある言葉かもしれませんが、治療器具の性能云々ではないのです。
「そこまで患者のためを思っている先生が導入した治療器具なら!」と、患者さんは感じるものなのです。
四苦八苦しながら継続的に育てていくことが重要
上述のような形で、記事を作成し、その反応を素直に受け止めつつ、先生と四苦八苦して改善案を出しながらいっしょにホームページを育てていくのが、私たちのスタイルです。
ものすごく地味で地道な作業ですが、それがいわゆるコンテンツマーケティングである、とも言えるでしょう。
そしてそれが一番成果を出せる方法であると考えています。患者さんにとって価値のある内容は、当然患者さんの来院のきっかけになりますし、結果的にGoogleにも高い評価を得られるからです。
※実はというか当然、このブログも記事の反応を見ながら、その内容を改善しております!
ご自身の歯科医院のホームページを、患者さんになるであろう方々に向けて情報発信しながらじっくりと育てていきたい!という先生はお気軽にご相談いただければと思います。