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ユニクロのこだわりは進化する――ドローストリングショルダーバッグを使ってみた。

ユニクロのこだわりは進化する――ドローストリングショルダーバッグを使ってみた。

UT目当てだったはずが…なぜか気になる存在

ユニクロは訪れる度に商品が目まぐるしく入れ替わる。そして、オフシーズン商品のプライスダウンも頻繁という印象を筆者は抱いている。この夏は、特にUTのプライスダウン目当てで結構な頻度で足を運んでいた。

そうした中、「UT」コーナーの近接コーナーに並ぶショルダーバッグに目が留まった。

生活圏でのちょっと外出はサコッシュ&エコバッグの身軽なスタイルが重宝していたのだが、買い物次第では容量的に厳しいケースもあるにはある。そんなこともあって、そのバッグに食指が動きかけてはいたものの購入には至らず。

しかし、店舗を訪れる度にバッグの品数が目にわかって減っていき、カラバリも消えていく。

「あれ?このバッグ、もしかして人気だったりする?」

ユニクロで鞄を買う発想がなかった自分には、その評判もよくわからず。

そうこう思っているうち「あと数品」というタイミングで訪れたところ、お目当てだったUTもプライスダウンしたこともあり、「まぁ、試してみてもいいかな」と、UTとそのバッグ、「ドローストリングショルダーバッグ」をまとめて買ってみた。

カラーはBLACK、NATURAL、BROWN、OLIVEの4種。最後まで残っていたNATURALを購入

”サテライトバッグ”として重宝したライトで使えるヤツ

このショルダーバッグは、開口部を紐を引き締めて調整する「ドローストリング」方式を採用。ストラップ部分も含めて軽く肌ざわりの良いナイロン(表地)とポリエステル(裏地)それぞれ100%のバッグだ。

内側にはポケットもあって、財布やカーぞケース、ハンカチなどの収納に便利。「UNIQLO U]のロゴもおしゃれ

バックパック利用が多く、最近はトートバックびいきだった自分のバッグ遍歴では、こうした柔らか素材のショルダーバッグを自分で購入したのは初めてかも? あ…大昔にTHE NORTH FACEのショルダーバッグを買って使っていたっけ(後年、バックパックが流行した。その原形みたいな)。それにしても、薄く柔らかいのでかさばらなく近所使いには文句なしの手軽さ。肩にストラップ自体の圧を感じないのも良い。

結構詰め込んで背負ってみる。ストラップはもう少し引き締めたほうが良かったな…
だいたい、これくらいは余裕で収まる

購入してから驚いたのは、スマート&ミドルな第一印象とは裏腹にA4サイズの ノートパソコンも収まるサイズで、ビジネスユースにも対応できたこと。

ノートパソコン、普段はカバーケースに入れてから修道してます。イメージ写真ということで

ただ、表地100%ナイロンの柔らかく軽い印象のバッグでは、PC周りを収めて持ち歩くのには少々「生地、切りたりしない?」という不安を抱いたりもしたが、使っているうちにその思いも晴れ、杞憂に終わった。

今ではややヘビーな外出にはデイバッグを使用し、このショルダーバッグをサブバッグとして忍ばせ、必要なものだけ詰め直して気軽に移動…なんていう使い方でも役立っている。

バッグが柔らかいので、実際はもう少し折りたたんで収納している

そうした自分なりの”サテライトバッグ活用術”(適当に名称)を思いつくに到った、この夏大活躍のアイテムとなった。

自分にはない、自分とは違うこだわりに触れた日

しかし、このショルダーバッグは「ドローストリング」という巾着袋っぽい構造が何ともユニークというか興味深い。普通ならボタンやファスナー使いにすると思うのだが…(外ポケットはファスナーだったりするし)。引き締めた時の紐の扱いというか、しっかり引き締めてしまうと開口部にシワが寄り過ぎ、何とも見栄えがイマイチになってしまう気も…。

などとボンヤリ考えながら、「ほかの人はどう使っているのだろう?」と検索してみると、この「ドローストリングショルダーバッグ」が、ここ2~3年で改修され続けていることを知った。

というか、YouTuberがきめ細かく分析・批評しているという…。いや、そりゃ世の中映画批評があるようにファッション批評を展開する方々もいると思うが、そっちの分野には無頓着というか自分物差しでこだわりを楽しんでいた身には驚きというか新鮮というか…ね。

なかでも、よく分析しているなぁ…と、ただただ驚嘆だったのは、こちらの「SPU CHANNEL」の紹介動画。今回購入したアイテム(2024版)と一つ前の2023年版の違いをしっかり解説、さらに着用イメージなども丁寧に紹介されている。

いやこれ、ドローストリングの引き締め具合とか、ファッションに疎すぎアラフィフにはめっちゃ参考になる。1年前のモデルからの進化した点を評価しつつも、なかなか厳しい評価なんだなぁ…。使い勝手というよりドローストリングの見栄え、ファッション性、バランスへの指摘には、その筋に精通した方にしか伝えられないもの、すなわちこだわりが感じられる。

「映画だって『1』が良かったからと言って『2』も良いとうわけでもない」という例え…おっしゃる通り過ぎるよ、納得。

…と、未開の動画ジャンルに触れる機会もくれたバッグには、ファッション素人には計り知れないこだわりが年単位で蓄積されていた。

…来年、もっとバージョンアップするのだろうか。なんだかiPhoneみたいだな(あれは2年周期)。

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