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歯科医院が施策の優先順位を間違えてしまう5つのパターン

歯科医院のホームページ施策は、限られた時間や予算をどう使うかで成果が大きく変わります。

本来は「目標 → 課題 → 施策」という順番で進めるべきですが、現場ではどうしても“見た目の分かりやすさ”や“今すぐできること”に流されがちです。その結果、せっかく手を入れても成果につながらない、ということが少なくありません。

ここでは、特にありがちな5つの“優先順位の誤りパターン”を紹介し、それぞれに対してすぐに実践できる処方箋をまとめました。

1. SNS先行(まずInstagram/TikTokを始める)

症状

  • フォロワーは増えるが予約につながらない。
  • 投稿からサイトに来ても、着地先で離脱する。

なぜ起きる?

  • 話題のもの、成功事例だけを見て、とりあえず始めている。
  • SNSの先にどうアクションを起こさせるかを描けていない。(サイトなど他の施策との連動ができていない)

処方箋(すぐやること)

  • 医院のマーケティング全体の中で、SNSをどのように位置づけるかを考える。SNS単体で考えない。
  • 投稿テーマごとに最適な着地先(症例詳細/料金/FAQ/院長メッセージ)を用意。
  • すべての投稿に問い合わせリンクを付与。
  • SNSは認知と信頼の醸成が主目的とし、予約は“整えた着地先”で獲ることを考える。

2. 見た目先行リニューアル(デザインから着手)

症状

  • デザインを刷新したのに予約数が増えない。
  • 画像は美しいが、電話・WEB予約・LINE導線のクリック率が低い。

なぜ起きる?

  • 見た目“だけ”に目がいってしまっている。
  • 流入(検索・GBP・広告)が弱い/導線が不明瞭/必要情報が不足。

処方箋(すぐやること)

  • 伝えるべき情報がちゃんと揃っているか確認する。見た目だけではなく機能するか。
  • 主要導線ページ(トップ/診療案内/症例/料金/FAQ/アクセス)に固定CTA(電話・予約・LINE)を設置。
  • デザイン刷新は現状分析と導線改善の後に。
  • 刷新後は、アクセスデータのビフォーアフターをGA4で確認する。

3. こだわりページ偏重(先生の好みで修正優先)

症状

  • アクセスの少ないページの細部に時間を使い、全体成果が動かない。

なぜ起きる?

  • インパクト(閲覧量×CV距離)での優先度判断ができていない。

処方箋(すぐやること)

  • 上位閲覧ページTOP5を洗い出し(GA4「ページ別ビュー」)、そこから改善。
  • ページを“建物”に例える:玄関/受付(トップ・主要診療・症例)>奥の展示室(ニッチページ)。まず玄関を整える。
  • CV距離(予約にどれだけ近いか)で優先度をつける:
    • 3:予約/問い合わせ直前(LP、予約直前ページ)
    • 2:主要診療・症例・料金・FAQ
    • 1:コラム・ニュース等

4. ブログ大量投下(記事数=成果と思い込む)

症状

  • 記事数は増えるがアクセスが伸びない。
  • 投稿しても読まれず、予約にも結びつかない。

なぜ起きる?

  • 検索意図に合わない内容、ローカルキーワード設計が不十分。
  • 記事が孤立し、主要ページ(診療・症例)へつながらない。

処方箋(すぐやること)

  • 患者さんのニーズに合った記事の作成、地域+診療名などのローカルSEOを意識したキーワード設計を行う。
  • 過去記事を見直し、一覧にし、似た内容の記事がないかチェックする。
  • これまでの記事をカテゴリ別に分けて整理する。
  • 新記事ではなく、現在アクセスが多い記事TOP5を分析し、CTAを追記して成果につなげる。

5. 勘で判断(アクセス解析を見ない)

症状

  • 「このページを直せば患者が増えるはず」と思い込みで動く。
  • 実際にはアクセスが少なく、改善の効果が出ない。

なぜ起きる?

  • データを確認せず、経験や感覚だけで判断してしまう。

処方箋(すぐやること)

  • GA4・Search Console・GBPのインサイトを必ず確認してから施策を決める。
  • 閲覧数TOPページコンバージョン率の低いページを優先的に改善。
  • 勘ではなく、数字に基づいて優先順位を決める習慣を持つ。

話は変わりますが、ちょうど先日NHKで『シミュレーション ~昭和16年夏の敗戦~』というドラマを見ました。

ざっくり説明すると、「なぜ敗戦が確定的なのに戦争を始めてしまったのか」という話なのですが、やはり空気に流されず、目の前のデータも一定の理解をしたうえで、打つべき施策を決めなければいけない、という点ではすべて同じなのだなと感じた次第です。

「とにかく気合いだ!」とならないように気をつけたいものです。


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