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リニューアル時に要注意!歯科医院の「リンク切れ」対策とSEO評価を守る方法

今回の記事は、先生ご自身が直接対応されるというよりも、医院のホームページのリニューアル時に制作会社にきちんと伝えておきたいポイントについてまとめています。

これからリニューアルを考えている、もしくは、リニューアル直後である、という先生がたはご一読いただければと思います。

リンク切れはSEOにも患者さんにも悪影響

歯科医院のホームページをリニューアルすると、ページのURLが変わることで以前のURLが無効になってしまい、検索やブックマークから訪れた患者さんが「ページが見つかりません(404)」というエラーに遭遇することがあります。

先生ご自身がこれに気づくことはほとんどないと思いますが、これは単なる閲覧トラブルにとどまらず、Googleからの評価が下がり、検索順位が落ちる要因にもなります。また、せっかくの来院意欲をそいでしまうリスクもあるため、リンク切れ対策はSEO・患者導線の両面で重要です。

URLが変わるならリダイレクトが必須

リニューアルやページ統合でURLが変更される場合、旧URLから新URLへ自動的に転送する「リダイレクト(301転送)」の設定が必要です。

これにより、過去の検索履歴・ブックマーク・他サイトからのリンクなどからのアクセスがスムーズに新ページへ案内され、SEO評価も引き継がれます。リダイレクト設定を忘れると、外部リンクや過去のページの価値が失われてしまいます。

リニューアル時に見直したい導線とURL設計のポイント

ホームページの構成やURLは、積み重ねで複雑になりがちです。この機会に以下の点を見直しておくと、リンク切れを防ぐだけでなく、患者さんにとってもわかりやすいサイトに改善できます。
さらに、構造が整理されているとGoogleアナリティクス(GA4)での分析もしやすくなり、どのページにどれだけのアクセスがあるかを明確に把握できるようになります。

  • URL構造の整理:バラバラだったページ構成を /case//staff/ などカテゴリでまとめる
  • 内部リンクの整備:院内紹介やブログ、症例記事から他ページへの導線を再確認
  • よく読まれているページの把握:Googleアナリティクスやサーチコンソールでアクセスの多い旧ページを特定し、リダイレクト設定を優先

Googleアナリティクス(GA4)で「リダイレクト設定漏れ」をチェックする

リダイレクトを設定した後も、「本当にすべてのページが正しく転送されているか?」はチェックが必要です。その確認にも役立つのが、Googleアナリティクス4(GA4)です。

GA4では、以下の流れでリンク切れやアクセスエラーの兆候を見つけることができます。

  • エンゲージメント⇒ページとスクリーンでページタイトルとスクリーン名を表示
  • 404ページのタイトル(例えば「ページが見つかりませんでした」)で検索
  • ディメンションにページパスとスクリーンクラスを追加
  • ページパスに表示されたURLがリンク切れページのURL

とくにリニューアル直後の数週間は、週1回のチェックを推奨します。アクセスの多いページを中心に、取りこぼしがないか確認しておくことで、長期的なSEO効果を守ることができます。

自分の知る限りですと、リニューアル時に旧URLを考慮せず、新URLでサイトを公開しただけで、旧サイトの評価を無駄にしてしまっている例をよく見ます。見た目が新しくなっていれば、その裏側で何が起こっているかは見落としがちです。実際、先生ご自身がこうした技術的な問題に気づくことはほとんどありません。

ただし、せっかく見た目がよくなったとしても、それ以外の部分でマイナスになっていてはリニューアルの効果は半減してしまいます。気になる場合は弊社でも確認可能ですのでご相談いただければと思います。


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